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huluプレミア版クリープショー第5話はゾンビの回。制作総指揮ニコテロ・ワールド炸裂か?!
特殊効果クリエイター・俳優・テレビシリーズ監督とマルチに活躍するグレッグ・ニコテロが監督や特殊メイクを務めたウォーキング・デッドシリーズ。ニコテロはTWDシーズン2~たくさんのエピソードの監督を担当しています。
クリープショー第5話では、2エピソードともゾンビが出てきます。
ニコテロ自身はこの第5話については“製作総指揮”で、エピソードには深く関わっていないようですが、なんともウォーキング・デッドシリーズのDNAを感じる2作品となっています。
ちなみに、ニコテロ本人はウォーキング・デッドの作中で何度かウォーカーとして登場していてアンドレア役のローリー・ホールデンに3度殺されていますwクリープショーにもゾンビ役で登場して欲しかったですね。
クリープショー第5話 手の夜 原作は“足の夜”?
第5話エピソード1「手の夜」の原作は、ジョン・エスポジート(John Esposito)『Night of the Paw』。
これ、海外ドラマちゃんは「(動物の)足の夜」って意味なのかな?と思っていて、屋敷主ホワイティーが噛まれたあとに「ウォーキング・デッド」ばりのゾンビウォークをしだすのかと思いきや…
違いました(あ、若干ネタバレしちゃってるごめんね)。
原作タイトルは「(人の)手の夜」、という意味ですね。
ムンバイからの使者こと魔法の手は、見た目ちょっと猿っぽい手なのですが人の手ナンダネ…
何となく腑に落ちないところもある話題作「手の夜」。ネタバレ全開のあらすじを紹介します。
クリープショー 第5話1/2 手の夜 あらすじ
大雨の夜、夫を殺したアンジェラ(ハンナ・ベアフット)は銃を持ち警察から逃走する途中で事故を起こし、車ごと崖下に落ちる。葬儀社に辿り着いたアンジェラは気を失う。
薄暗く気味の悪い室内で目覚めたアンジェラは屋敷をさまよい、ホワイティー(ブルース・デイヴィソン)と名乗る葬儀社の家主を発見する。ホワイティーは女性の遺体を解剖している最中で、アンジェラは自分も被害者になるのでは、と恐怖で怒り狂う。
「君を助けてやったんだ」というホワイティーに「車を借りて帰りたい」と話すアンジェラ。しかしホワイティーは今夜は冠水で帰れないという。ホワイティー続けて、翌朝には死ぬ自分に一晩だけ付き合ってほしいと話す。
ワインを飲みながら話す2人。今日は47年愛したホワイティーの妻の誕生日だ。小さな箱を開けると中には猿のような小さな1本の手が入っている。
「持ち主の願いを3つだけ叶える力を持つ魔法の手だ」とホワイティーは言う。1人が叶えられる願いは3つで、持ち主が変われば叶えられる願いの数はリセットされ、願いを一つ叶える毎にその手の指は1本ずつ閉じる。
ホワイティーの妻は3つの願いを叶えたようだ。
~回想シーン~
ホワイティーの妻マージョリー(スサンナ・デヴェーレウ)はさっそく小さな願いを2つ叶える。そのころ葬儀社は倒産の危機に陥り、3つ目の願いに大金が欲しいと願うと早速願いは叶った。
マージョリーは事故で死亡し、彼女の莫大な保険金が入ったのだ。妻の死後、一人の時間を持て余し孤独に耐えきれなくなったホワイティーは、魔法の手を取り妻の復活を願うがマージョリーは一向に帰ってこない。
数週間後、ホワイティーは棺の点検中にマージョリーの魂に遭遇し、魂は蘇っても身体は棺の中だという事に気づいた。急いで墓を掘り起こし棺を開けると、マージョリーはゾンビになっていてホワイティーに襲い掛かり足を噛む。
ホワイティーは仕方なく3つ目の願いとして、マージョリーが再び眠る様に願う。
~現在~
ホワイティーの話を聞いたアンジェラはそれを信じず、噛まれた足の傷も見ようとしない。ホワイティーは既に3つ目の願いをしたようだ。
翌朝、道が通れるようになりアンジェラは帰る事にした。ホワイティーは「アンジェラがここに来ることはわかっていた」と話す。彼の最後の願いは自分を殺す殺人犯をここに呼ぶ事だった。
病に苦しむ自身の夫を殺し、殺人犯となったアンジェラをホワイティーの願いが葬儀社に導いたのだった。
自分を殺すよう頼むホワイティーだが、魔法の手を信じないアンジェラは手を暖炉に投げて燃やしてしまう。とっさに手を拾ったホワイティーに暖炉の火が燃え移り、苦しみながら自分を撃つように頼む。アンジェラは彼を撃ち殺した。
ホワイティーは死に、残された開いた手と彼の足にあるゾンビに噛まれた跡を見たアンジェラは魔法の手を持ち帰る。
葬儀社を出て車に乗るがカギが見つからない。アンジェラが「カギが欲しい。」と願うとサンバイザーからカギが落ちてきた。カギを差すと今度はエンジンがかからず、「エンジンがかかるように」再び願うとエンジンがかかった。
手の指は静かに2本閉じた。
魔法の手の力を信じたアンジェラは、夫の眠る病院の霊安室に向かう。夫の遺体の前で目覚めるように願うと、霊安室にあったすべての遺体が起き上がる。アンジェラは最後に起き上がった夫に襲われる。
床に落ちた手はゆっくりと閉じた。
感想1 不幸の連鎖を繋ぐ呪いの手。
hulu
ムンバイから持ち出され、修行僧により魔法を掛けられたという手。持ち主の願いを3つ叶えるという夢のような手ですね。
ホワイティーの妻マージョリーは、死後数週間経っていたのでゾンビになってたのはわかるんだけど、アンジェラの夫はまだ死んで間もなのに彼女を襲ったのは何故でしょう?
感想2 ホワイティーの妻マージョリーへの想いは最強の愛妻家。
今回の第5話エピソード1「手の夜」のストーリーも、第4話エピソード2「案山子」のストーリー同様、愛する妻を失った男が孤独に襲われる様を描いていますが、クリープショーの制作陣は愛妻家が多いのでしょうか?w
ホワイティーの妻マージョリーは棺開けた時はすでにゾンビになっていて、顔の至るところにウジ虫が湧きとても人間の姿ではない状態になっていましたけども。にもかかわらず、思いっきりディープキスをお見舞いしたホワイティー凄すぎる。
妻に対する愛には感服。そりゃ呪いの手だろうがなんだろうが生き返らせたくもなります。
「ウォーキング・デッド」シリーズファンとしては1つ気になったんだけど、ゾンビ化したマージョリーに足を噛まれてもホワイティーはゾンビにならないのね。ゾンビのセオリー、そこはフルシカトでしたね。
\メイキング映像もいっぱい/
クリープショー DVDやグッズもあるよ。
\グッズもあるで/
クリープショー5話1/2 手の夜 感想まとめ
クリープショー第5話はゾンビ祭り!ですが、ウォーキング・デッドシリーズのファンとしてはゾンビ感はやや物足りないですね。
そのへんは昔のアメリカンホラーを意識してちょっとわざとらしい作りにしているのかな?って思いました。ニコテロ氏のゾンビ技術は本来こんなものではないでしょう。
今回の「手の夜」ではゾンビよりむしろマージョリーに湧いているウジの方がムリゲーだったのですが…。
映画版クリープショー1で視聴者の目を釘付けにさせた、第5話【奴らは群がりやってくる】の本物の大量のG(ゴキブリ)がうじゃうじゃしてくるヤツを思い出しました(ゾワワ)
ついにはアプソンの身体はゴキブリに侵食され、皮膚を破って大量のゴキブリが飛び出してくる。
やばくね?
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このエピソード、登場するゴキブリは本物を使用していて、その数は数万にも及ぶのでゴキブリが嫌いな方は観ないほうがいいかもしれません。超ド級の映像です。
ゴキブリが大の苦手なワタクシは、今までのどんなホラー作品より画面を観るのが辛かったです…。
薄目にしたり画面から遠ざかって観たりして、なんとか観終えました。
一体どうやって撮影したのかめちゃくちゃ気になります。メイキングがあれば観たいけれど恐ろしくて観たくない…ジレンマw
ある意味究極のホラーである映画版クリープショー1を是非ご覧になってはいかがでしょうか?
\メイキング映像もいっぱい/