決勝戦!第24回オートクチュールドレス対決内容まとめ①優勝者が決定

ついに最終決戦!感動のラストを徹底レビューします!!


番組内容

イギリス全土から集められた出場者が、アマチュアいちの裁縫名人の座をかけて次々と課せられる難題に挑む。
英BBCで放送された、裁縫バトル番組「ソーイング・ビー」の日本語版。

放送時間

  • 毎週木曜日21:00~放送中 ※3月19日(木)最終回
  • 再放送 毎週水曜日12:25~※地域によって異なる可能性があります。

 

これまでのあらすじ

決勝戦では見慣れない型紙でネクタイを作り、型紙なしでウエディングドレスをこども用の特別なドレスにリメイクしました。ネクタイはタマラ、こども用ドレスではチネロが1位に。

 

ウエディングドレスリメイク対決を終えて

チネロ
1位を獲れてホッとしました。なにしろ1つ目の課題が悲惨だったから…。

ヘザー
ウエディングドレスリメイクの課題では、“切羽詰まった時にひらめきは生まれる”ということがわかりました。マネキンに何か着せなきゃ!と思ったときにやるべきことが浮かんだの。

タマラ
決勝では最初の課題が1位で次は最下位…もしネクタイで出来が良くなかったら優勝はもうないでしょうね。次はどうなるかしら…。

 

2つの課題を終えて、審査員たちの総評

パトリック
ヘザーとタマラは今のところ互角かな。

メイ
チネロは美しい服を作るけど、手縫いの技術については不確かね。

パトリック
とは言え、優勝する可能性はまだ全員に残されているよ。

次の出来によって優勝者が決まります。



課題内容

いよいよ最後の課題です。オートクチュールの技術を駆使してドレスを作ります。

制限時間は7時間。今回はデザインと裁断は自宅で済ませてきました。

そしてこの課題では最後のサプライズがありました。今回のモデルが誰なのか知らない3人のもとへ、それぞれの親友がモデルとして登場します。

オートクチュールドレス制作 審査のポイント

  • 手縫いの技術
  • デザイン力
  • 完璧な仕上げ

これまでの課題で培った全ての技術の結集

オートクチュールの縫製はこれまでの課題で挑戦してきた力のすべてが必要です。

事前に課題を言い渡されて練習してきた今回は、デザイン力もはっきりとわかります。また、今回のドレスはファイナリストたちが1から手掛けるので、3人の個性が最も現れる課題といえます。

パトリック
服を通してどれだけ自分を表現できるかが重要だ。

もちろん、優れた仕上げの技術にも評価の重点が置かれます。

それぞれのデザインと作業工程

ヘザー

エレガントでおしとやかな雰囲気を目指すヘザーのドレス。

光沢のある真っ赤なシフォンで床まで届くスカートを作り、その上に同色で取り外しのできるタフタ飾りのスカートをつけます。

上の身頃は黒色で、細かくギャザーを入れ前中心に合わせて横に広げて上半身の骨格となるコルセットに合わせて扇形にします。

コルセットモチーフの上身頃で手縫いの技術を魅せる

 

ヘザー
トップはコルセットみたいになる。実際のコルセットの生地を使っています。

上の身頃のプリーツは手縫い部分がかなりあります。自身が左右に動いて、プリーツが均等に広がるかどうか確認しながら縫っていきます。

ヘザー
かなり手間だけどやるわ、決勝だもの!

さらに脇に別布で作ったパーツをつなぎます。左右を同じ大きさにすることが重要です。

ヘザー
パトリックはいつも左右対称を求めるから揃わなかったらアウトね。

馬術トレーナーのアイテムを使って背中にワンポイント

留め具の役割として背中につけるパーツはチェーン。

パトリック
パンクっぽいね!

ヘザー
乗馬で使用する馬用のチェーンよ。

背中の幅に合うようにリングの数を調整し、止付けていきます。

ヘザー
ドライバーかテコを使わないとダメかも…。

飾りスカートでワンランク上のオートクチュールドレスに。

上の身頃にシフォンをたっぷり使ったスカートを2枚重ねて繋ぎます。腰に赤いタフタ(艶のある薄い絹織物)で作った飾りスカートをつけます。

パトリック
生地代が大変なことになっているけど大丈夫なのかな?昼食はお粥だね。

シフォンをふんだんに使うヘザーのドレス。裾を引っ張りながらオーバーロックミシンをかけることで生地が波打つように仕上がります。

柔らかい生地を2枚重ねてスカートを作ります。

ヘザー
歩くたびにゆったりと美しく動くようにね!

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勝負カラー

タマラ

白を基調としたサテンの生地に大ぶりの白やピンク、黄色やパープルの花がたっぷりあしらわれた生地のワンピースドレス。

スカートの中央部分にはメインの生地の間にピンク地の細かいドット柄の布を挟みます。トップ部分にはスウェット素材で白地に青いアルファベットが大きく書かれたカジュアルな生地をワンピースの上に縫製します。

ポップで陽気なドレス。自分らしさ全開のデザインで勝負

タマラ
わたしは伝統的な技を披露するタイプじゃない。
だからロングドレスのようなものはやめて、今着たいドレスを作ります。

身頃に切込みをいれ、シルクの花を飾ります。

スカート全体にプリーツを入れ、上から光沢のあるオーガンザのオーバースカートを縫製します。

パトリック
いいね!まるで綿菓子みたいだ。ワムのミュージックビデオみたいで楽しいね!

メイ
オーガンザはハリがあって難しいから生地に負けないように頑張って!

見え方によって紫っぽく光る、青色の艶やかなオーガンザの使いこなしがポイントのドレス。難しいからこの生地を選んだの、と意欲的なタマラ。

正確で特徴的なプリーツ

脇の縫い目が左右揃っているか確認しながら何度も図りなおして修正を加えます。

タマラ
自分のお店の服を作る気持ちで寸法をすべて確認しています。

身頃が完成したら、スカート部分に取り掛かります。前に幅の広いプリーツを入れて、両脇には細いプリーツを入れてデザイン性を持たせます。

トップにランダムに切込みを入れてデザインに一工夫

ドレスが出来上がってきたら、モデルに着せてトップのスウェット部分に大胆に切込みを入れていきます。

ここにシルクの花をグルーガンで貼り付けます。切込み部分から花が咲いてきているように見える部分があったり、片側の肩から胸下まで花で埋め尽くしたり、と大量に装飾していきます。

タマラ
グルーガンの熱で溶かして花をくっつけるの。まるでドレスから花が咲いているみたいでしょう?

チネロ

光沢のある濃いベージュが美しい床までの長さロングドレス。

上部はシースルーのタンクトップ、胸回りに手縫いで同系色の花をたくさん縫い付けます。体にピッタリとフィットしたラインのドレスで、裾にギャザーを入れたチュールを9枚重ねフリルにします。

完璧にフィットするドレスにできるかがカギ

メッシュのチュール生地で身頃を作るチネロ。繊細な生地で、身につけると肌が透けて見えます。

肩の縫い目は平らにし、縫い目に強度を出すため前後を重ねて縫ってからジグザグミシンを入れて余分な布を切り取ります。

チネロ
身頃にシワがよらないように気を付けています。影ができないように平らにしたいんです。
きれいに透かせて何もないように見せたいの。

裾のチュールでデザイン性をアピール

スカートのチュールは、ハリを持たせるため柔らかいチュールに硬めのチュールを挟みます。

マーメイドラインの裾チュールバージョンのようなデザインのこのドレス。2段に層をつけて縫製しチュールを立たせることで立体的なデザインに仕上げます。

手縫いの技術

トップから腰にかけて、上部のボディを覆うようにビジュー付きの花飾りを1つ1つ手縫いで縫い付けていきます。オートクチュールドレスならではの美しい手縫いで技術を見せられるかがポイントです。

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まるで皮膚に花が貼り付いているかのようなものすごいインビジブル感。

残り45分

メイ
みんな焦り始めてる…チネロはまだ花をピンで留めているし…。

メイ
ヘザーは飾りスカートを作ってる。布が多くて大変よ。

パトリック
あのドレスのキモだ。

メイ
タマラは野心的だけど上手くいくかどうか…もしオーバースカートや花をつけられなければ普段着のワンピースみたいになってしまう。それじゃあつまらなくてがっかりだわ。

パトリック
あのドレスの魅力はあらゆる要素を詰め込んだところだからね。

残り15分

タマラ
オーバースカートはやめるかも…ごちゃごちゃしそうだし、太って見えちゃう。

チネロ
(飾りの花に)針がうまく入らない…!

ヘザー
(飾りスカートを)ランダムにつまんで縫って動きをつけるわ。

時間に追われながらもラストスパートに入るメンバーたち。

次回へ続く…。

まとめ

息つく間もない最後の戦い!!時間との闘いでもある…。

クローディアがゆーーーーっくり残り3秒のカウントをしていたけれど、チネロまだ花縫ってたよねw

 

どのドレスも見た目に美しかったり楽しかったり、3人の個性を活かした3様の作品が出来上がりそうだったね!

今回のファイナリストたちはそれぞれに“自分らしさ”がかなりハッキリあるから色々なデザインを楽しめて面白い。

ザ・オートクチュールドレスって感じの作品はチネロのドレスかな~。ふんだんにあしらわれたビジュー刺繍付きの花を手縫いしているところがまさにそれっぽいんだよね。

感心なのはヘザー。宣言通り、審査員たちに「ほんとう?!」って言われそうな出来に仕上がってる気配がプンプンしておる。

パトリックが生地代の高額さ加減を指摘していたけれど、海外ドラマちゃん的“勝負どころでは金を惜しまないが吉”の仮説…。

やはり高級品は値段だけのことはあって作品に翼を授けてくれる価値をつけてくれる…気がするという。(生地の価値に見合う技術を持ち合わせている場合に限ります。)

果たして優勝は誰の手に…。

というわけで、今回はここまで。

次回はいよいよ最後のレビュー!感動のフィナーレです!懐かしのメンバーたちも登場します。

最後まで愛を持ってレビューしていくのでよろしくね。

 

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