今話題沸騰中のネットフリックスオリジナルドラマ、「クイーンズ・ギャンビット」。回を追うごとに洗練されていくベスのファッションにも注目が集まっているようです。
クイーンズギャンビット、ベスのお洋服が最高すぎてファッションブックとか作ってほしいくらいだ… pic.twitter.com/7fM6sirWGa
— Matilda (@matilda4912) December 30, 2020
『クイーンズ ギャンビット』
めちゃくちゃ良かった。ストーリーは普通に面白かった。特に良かったのは音楽と画。ヒロインの強烈な魅力とレトロなファッションによる画だけで飽きることなく楽しめるドラマ。 pic.twitter.com/BHZXcSj27r— (@ztmyi) December 29, 2020
そんなクイーンズ・ギャンビットの第4話ネタバレ感想をお届けします!
\原作やkindle版もあるよ。/
Contents
クイーンズ・ギャンビット 第3話では…
チェスの腕前で世間に注目されるようになったエリザベス・ハーモン(アニャ・テイラー=ジョイ)。
取材を受けるが、女性ということにしか触れられず不満を抱く。
1966年のラスベガス大会では、記者として働いていたタウンズ(ジェイコブ・フォーチューン=ロイド)と再会し、思いを寄せるが、失恋してしまう。
決勝戦ではベニー・ワッツ(トーマス・ブロディ=サングスター)と対戦する。対戦前日に過去の対局の手落ちを指摘され動揺したベスは、ベニーに敗北を喫することとなる。
薬だけでなく、養母アルマ(マリエル・ヘラー)に勧められたことをきっかけにお酒にも依存していくベス。
一方、ベニーへの敗北を慰めてくれたアルマとの絆も徐々に深まっていくのだった。
クイーンズ・ギャンビット 第4話 あらすじ
高校を卒業したベスは、卒業パーティーには参加せず、メキシコの大会に向かう。
大会に向かう途中、アルマはメキシコで昔からの文通相手と会う予定だとベスに告げた。ベスは、学生のようにわくわくする母を横目で眺める。
1966年、メキシコシティ。
アルマは文通相手と毎日のように遊び呆けていた。アルマは、大会前で張りつめているベスに、リラックスした方が良いと告げる。
外に出たベスは、雨の中「才能がある分、代償も大きい」というシャイベル(ビル・キャンプ)との会話を思い出していた。
相変わらず自由奔放に生活するアルマに、ベスは複雑な感情を抱いていく。
文通相手とメキシコ滞在中にもう会えないことを嘆くアルマをベスは慰める。
大会では、言葉が通じない中、得意の戦法クイーンズギャンビットを用いて勝ち進むベス。
そんな中、9歳の少年ジョルジ・ギレフ(ルイ・アシュボーン・サーキス)との対局は5時間にも及び、一時中断することに。翌日の対局では、ベスは駒を動かすごとに席を立ち、少年の集中力を削ぐことで辛勝した。
最終戦ではロシアの名手、ボルゴフ(マルチン・ドロチンスキ)と対戦。この日のためにロシア語を学んでいたベスは、エレベーターでボルゴフ達がベスについて話しているのを耳にしてしまう。
最終戦、姿を見せない母アルマを気にしながらも、対局に臨むベス。
しかし、想定外の一手を突かれ、ボルゴフに完敗する。
その対局の様子をベッドで横になるアルマに伝えるが、アルマは既に亡くなっていた。
デンバーにいる養父オールストン(パトリック・ケネディ)にアルマの死を告げるも、オールストンはこの問題に関わりたくないと言う。
途方に暮れたベスは、メキシコで大量の精神安定剤を購入し、帰路についた。飛行機の中、ベスは隣の空席に向かって、アルマに初めて貰ったマルガリータで乾杯するのだった。
感想レビュー1 女性として人生を楽しむ義母アルマ。ベスは自分の代償とは何か考える。
このシーンでは、アルマが本当に楽しそうに、母親ではなく一人の女性として“人生を楽しんでいる”様子が見られます。チェスだけを見つめるベスを心配する気持ちもあったのでしょう。
そこでも、ベスは養護施設の用務員シャイベルから言われた言葉を思い出していました。
幼少期にチェスを通じて関わったシャイベルから大きな影響を受けていることが窺えますね。
一方、自分と同様、対局の前日に動物園に来たボルゴフを見て、ベスは明らかに動揺しています。ボルゴフというチェスプレイヤーを意識しているのはもちろんなのですが、彼が家族と来ていることに動揺したようにも見えました。
ベスは、普通の家族を持てないことを確信しており、自分とは対照的にすべてを手に入れているように見えるボルゴフにショックを受けたのかもしれません。
感想レビュー2 チェスの天才9歳のジョルジと対局5時間。ベスの秘策とは?
対局は5時間にも及び、少年から勝負を明日に持ち越すことを提案される。
立ち去ろうとするベスに、少年は、「アメリカでは車に乗ったまま映画が見られるんですか?」と無邪気な質問を投げかけた。
思わぬ相手に苦戦するベス。しかし、この質問をされたことで、相手は子どもなんだ、と気付いたのではないでしょうか。
このやり取りをヒントに策を講じたベスは次の日、「試合中にやたらと離席したり貧乏ゆすりをする」という大人げない作戦でジョルジ少年に勝利しますが、それだけ強敵だと感じたのだと思います。
「16歳で世界チャンピオンになったら、その後は?」と尋ねるベス。少年は少し考えた後、「よく分からない」と答える。
勝利した後、ベスは少年に対し将来のことを質問します。
ベスが幼少期からチェス1本でやってきたこともあって、ベスはこの少年に自分を重ねていたのではないかなと思うんですね。チェス一筋のベスが、自分の人生について考えたシーンでした。
感想レビュー3 ボルゴフと取り巻きのベスへの評価を耳にし、覚悟を決める。
決勝戦へと向かうエレベーターの中で、対戦相手のボルゴフが自分のことを言っているのを偶然聞いてしまうベス。
ボルゴフと取り巻き達は、「モスクワなら時差で有利だ。」「(ベスは今)大会で強くなっている。」「ここ(メキシコ)かパリで潰しておかないと。」とベスの強さに危機感を抱いているものの、
「(ベスは)酒飲みだそうだ。攻撃型だ。」「いつも守りが甘い。」「ポカすると逆上するから怖い。やはり女だ」などどベスを見下した批判的なことも口にしていました。
取り巻きがベスを分析する中、ベスの闘志に火を付けたのはボルゴフの言葉。
「彼女は孤児だ。我々と同じで負ける選択肢がない。他に生きるすべがないんだ。」
この言葉を聞いたベスは「母の席をお願い。」と同窓のマットとマイクに言い残し、決勝の舞台へ向かいます。
感想レビュー4 突然訪れた義母アルマの死。養父に見放されたベスは一人でメキシコを後にする。
正直、こんなところでお別れなんて…とショックを受けました。
前話からアルマの体調については触れられており、気になってはいたのですが…。ようやく、アルマとの仲も深まってきたところだったのに、再び一人になってしまったベスが心配です。
ベスは、デンバーで拘留中の養父オールストンに電話するが、関わりたくないと言われ途方に暮れる。
メキシコでは処方箋が必要ないと知り、薬局であの緑の薬を大量に購入するベス。
帰りの飛行機内では、隣の空席に向かって乾杯するのだった。
やっぱりそうなりますよね。今回の対局では薬飲んでないよね?と思って少し安心していたんですが、よきパートナーであったアルマがいなくなってしまったことで、再び薬に依存するベスが思い浮かびます。
それにしても、2話でオールストンがベスの引き取りを決めた、と言っていましたが、この態度を見ると本当なの?と疑ってしまいますね。
ベスが手にした精神安定剤「リブリウム」の正体。
4話で再び薬物に手を出してしまうベス。
アルマが亡くなった際、最後の診察にやってきた医師に「リブリウムが欲しい」と頼みますが「処方箋は不要です。」と、睡眠薬か習慣性がなく薬局で購入できる精神安定剤“メプロバメート”を勧められます。
“リブリウム”を所望したベスに一瞬面食らった医師の表情がこの薬の危うさを物語っていました。
クイーンズ・ギャンビット 第4話 まとめ
今回は、メキシコの大会での出来事が描かれていました。特に、ベスが今後について考える描写が多かったかな?と感じます。
人生を思い切り楽しむアルマと対照的なベス。
アルマ自身は、もしかすると幸せな最期だったのかもしれません。
しかし、また一人になってしまったベスのことを思うといたたまれない気持ちになります。チェスで活躍してほしいと思う一方、普通に幸せな人生を送ってほしいとも思ってしまうんですよね。
ベスが以前から気に掛けていたロシアの名手ボルゴフとの直接対決もありました。
こちらは、まだまだベスの実力不足といった様子でしたね。最終的にはボルゴフにも勝って終わってほしいと願うのは私だけではないはずです。
次回、アルマを失ったベスはどうなってしまうのか、行方が気になりますね。