ついに最終決戦！感動のラストを徹底レビューします、その②！！ハンカチの準備はよろしいでしょうか？！
＼今夜9時 #ソーイング・ビー／
【決勝戦！ドレス対決】
ついに最終回！前回の「ウエディングドレスで子ども用のドレスを作る」に続き、最後の課題は「ドレスを作る」。決勝に残った3人は、モデルを迎えて最終決戦に挑む！「#ソーイング・ビー」#Eテレ
3月19日(木)午後9時https://t.co/SnBfrAAPTr pic.twitter.com/BDFccQToXb— NHK Eテレ編集部 (@nhk_Etele) March 19, 2020
番組内容
イギリス全土から集められた出場者が、アマチュアいちの裁縫名人の座をかけて次々と課せられる難題に挑む。
英BBCで放送された、裁縫バトル番組「ソーイング・ビー」の日本語版。
放送時間
- 毎週木曜日２１：００～放送中 ※３月１９日(木)最終回
- 再放送 毎週水曜日１２：２５～※地域によって異なる可能性があります。
これまでのあらすじ
決勝戦では見慣れない型紙でネクタイを作り、型紙なしでウエディングドレスをこども用の特別なドレスにリメイクしました。ネクタイはタマラ、こども用ドレスではチネロが１位に。
ウエディングドレスリメイク対決を終えて
２つの課題を終えて、審査員たちの総評
次の出来によって優勝者が決まります。
Contents
課題内容
いよいよ最後の課題です。オートクチュールの技術を駆使してドレスを作ります。
制限時間は７時間。今回はデザインと裁断は自宅で済ませてきました。
ファイナリストの３人がそれぞれの親友をモデルにドレスを作ります。
オートクチュールドレス制作 審査のポイント
- 手縫いの技術
- デザイン力
- 完璧な仕上げ
オートクチュールの縫製はこれまでの課題で培ってきた力のすべてが必要です。
作品評価
ヘザー
エレガントでおしとやかな雰囲気を目指すヘザーのドレス。光沢のある真っ赤なシフォンで床まで届くスカートを作り、その上に同色で取り外しのできるタフタ飾りのスカートをつけます。
上の身頃は黒色で、細かくギャザーを入れ前中心に合わせて横に広げて上半身の骨格となるコルセットに合わせて扇形にします。
良かった点
- 上の身頃のプリーツが細かいところまでしっかりと留められている。
- 縫い目もほんの少しだけ見える程度。オーバーロックミシンを使ってきれいに波打たせてある。
- 飾りスカートの留め具を鍵ホックにしたところに工夫が感じられる。
- 飾りスカートがドレスに素晴らしい効果をもたらしている。
- 飾りスカートの膨らみが特に良い。張りのあるシルクタフタの特性を存分に活かしている。
しかし全体が柔らかい印象だからいいアクセントになって効果的だ。
良くなかった点
コメントなし
手縫いも駆使してとても美しいシルエットに仕上げたね。
海外ドラマちゃん的！ここに注目
まず、有権者のみなさまに訴えたいのは、ヘザーの親友がめちゃくちゃな美人だということ。アリーマイラブのキャリスタ・フロックハートみたいでかなり素敵なんだけど…。パトリックが惚れちゃわないか心配なんだけど…。
ヘザーのドレス、めちゃくちゃ良かった！飾りスカートや動きのあるシルエットが印象的で、ちょうどいい塩梅でエッジが効いているなあって思ったよ。
赤いスカート、赤と黒って色味的にキツイから海外ドラマちゃん的にはあまり好ましくない組み合わせなんだけど素材の質が良いせいか尖りすぎていなくて素敵だったな～。
チネロも、３人のドレスが出来上がった時点で「ヘザーの、すごくすてき…！」って言ってたよね。実物見たらもっと素敵だろうし、思わず心の声が漏れたのかなって。
このドレスを拝むだけでも、ソーイングビーを観る価値ありありです！！→Amazonプライムビデオ
やりすぎていなく、でもありふれてもいない洗練されたデザインのドレスでした。
実は大胆な色使いが好き。
チネロ
光沢のある濃いベージュが美しい床までの長さロングドレス。
上部はシースルーのタンクトップ、胸回りに手縫いで同系色の花をたくさん縫い付けます。体にピッタリとフィットしたラインのドレスで、裾にギャザーを入れたチュールを９枚重ねフリルにします。
良かった点
- 美しいドレス
- モデルにきれいにフィットしている。
- 少しだけシワがあるけれど後ろ側も身体にぴったり合っている。
良くなかった点
- 裾のギャザーが若干目立ちすぎている。
- 全体が優雅で美しい分、裾がやや大きすぎた印象。
- 肩の縫い目が少し目立ちすぎて花飾りの美しさを損ねてしまっている。
海外ドラマちゃん的！ここに注目
このドレスはですね、正直なところ“空飛ぶゴールデンフィッシュ”という感じだったんですよ。※個人の感想です。
このドレスのラフを見たときは、素敵～！って思ったけど期待値が高すぎたのか全体的なまとまりは微妙だったかな。
絵を描いて、色塗った後より鉛筆で描いた下書きのみのときの方が味があって良かった、っていうときってない？まさにあんな感じで正直ラフ画の方が断然素敵だったのがこの作品。
その原因…パトリックが指摘していたんだけど、下のチュール部分が大きすぎたんだよなあ。
フィッシュテイル感すごかったもん。海外ドラマちゃんならチュールは大きいままでもっと上部からつけてぴったりフィットのボディラインはあきらめるかも…あの位置なら確かにもう少し小さくて良かったかな？って思ったよ。
色味や花飾りはすっっごくエレガントだったし、良い要素もたくさん含んだドレスであったことは間違いないけどね！
渾身の１着。
タマラ
白を基調としたサテンの生地に大ぶりの白やピンク、黄色やパープルの花がたっぷりあしらわれた生地のワンピースドレス。
スカートの中央部分にはメインの生地の間にピンク地の細かいドット柄の布を挟みます。トップ部分にはスウェット素材で白地に青いアルファベットが大きく書かれたカジュアルな生地をワンピースの上に縫製します。
身頃に切込みをいれ、シルクの花を飾ります。
スカート全体にプリーツを入れ、上から光沢のあるオーガンザのオーバースカートを縫製します。
良かった点
- レーサーバック(肩甲骨の内側に収まるデザイン)のファスナーがとても良くできていて肩甲骨の内側に生地が収まっている。
良くなかった点
- オーガンザが使われていない
- グルーガンを使用した点
- 作業量の多さ
海外ドラマちゃん的！ここに注目
今回のタマラはほんとやっちゃいましたね。試みとしては良かっただけに残念～～！
審査員の評価を聞いていると技術に関しての良くなかった点って、実はなかったんだよね。
ただただ“オーガンザを使って欲しかった”“グルーガンを使うのはちょっと…”とか、もっと別の完成作品を想像＆期待していたっていう感じのコメントだった。
だから作品に対する期待値は高かったしドレス自体の出来は悪くなかったんだと思ったよ。
最後の最後で方向転換したのは、他２人のエレガント路線のドレスを見て最後ちょっと弱気になったかなと思ったんだけど、本人的には「オートクチュールは顧客に合わせて出来上がりを変化させるもの」として、オーガンザのオーバースカートを使用しないことに決めたんだけど…。
あれは使っちゃえば良かったのに！
「ゴテゴテして見えるから」と言ってたけど、ラフ画の時点でゴテゴテしてましたから～ｗやりすぎ感満載で初志貫徹したらそれはそれで評価されたんじゃないかな。審査員の２人にもトリッキーなデザインとして期待されていたよね。
もしくは、プリーツをやめてストレートのロングスカートにしてオーガンザを被せるとか…。
「太って見える」ことを気にするならプリーツを入れるのはどうだろう…個人的には(幅にもよるけど)プリーツって下半身が大きく見えると思うんだよね。
硬めの生地にプリーツを入れて臨んだプロムドレス対決の回でも同じようなことが起こっていたよね。あの経験をもう少し上手くリニューアルできたら良かったかな～。
そして、最終決戦でグルーガンを使いましたねｗあれは一体…。
チネロも作業しながら２度見してなかった？海外ドラマちゃんでさえ、オートクチュールでグルーガンありなの？！って思ったけどね。というわけでちょっと残念だったタマラの最後の作品でした。
それはそうと、タマラってデスパレートな妻たちのリネットに似てない？
優勝者の発表には、３人の家族と懐かしい顔ぶれが集まりました。
出場メンバー９人(最初の回でドロップアウトしたクリフがどんな面を下げて来るのかと内心楽しみにしてたけれど流石に来なかったｗ)が優勝者の発表を共に見届けるために駆け付けました。
各メンバーの優勝者予想は…。
デビッド「(ソーイングルームに入って)あの緊張感がよみがえるよ！…行け！タマラ！」
……さすがの大親友をあくまで応援。
ジュリー「きっとチネロよ。」
ジュリーは自らが敗者に選ばれた回の最後のインタビューでもチネロを優勝予想に挙げていましたね。
ジェニー「チネロは、誰かを採寸したら布に直接描いて裁断できちゃうのよ。感動するわ。やっぱり優勝はヘザーかな。でも…わかんない！」
セリーナ「３人の誰かが、圧倒的に優勢ということはないでしょうね。…タマラの色のセンスは素晴らしいと思うわ。」
こういう目線を持てるのがセリーナのいいところだな～。事実、３人の実力に大差はなかったよね。
サイモン「ヘザーにはひらめきがある。…有利かもしれない。」
サイモンってかなり序盤で脱落したのに目利きだね～！若者ならではの直感かな？そしてサイモンの喋り方が俳優ぽくて(ちなみにイケメン)好き。最後までイケメン贔屓。
リンダ「う～ん…選べない！(以下ずーーーーっと熟考した末…）…選ばなきゃダメ？」
ヲイｗ最後まで３人と過ごしたリンダには是非予想して欲しかった。
３つの課題を終えて 審査員たちのコメント
- ネクタイの課題はタマラとヘザーの作品が見事だった。
- ウエディングドレスリメイクの課題は３人とも良かったけれどわずかな差でチネロが勝った。
オートクチュールドレスの課題では…
タマラ アイデアが面白く、素晴らしいドレスになると期待したが実際の出来は良くなかった。花を縫い付けなかったのが残念。
チネロ 生まれ持った才能とセンスの良さを存分に発揮することができた。
ヘザー これまで真の実力をなかなか発揮できなかったが最後に見事なドレスを見せてくれた。
優勝はヘザー
おめでとーーーーーーーーーーーーーーう！！！！！！！！！！！本来のヘザーを感じた素晴らしいドレスだった！！
ここで頑張れたことを誇りに思います。
たくさん学んだわ、素敵な仲間たちからね。皆には心からありがとうって言いたい。
まとめ
ついにーーーついについに完結！！！
ソーイングビーシーズン２の優勝はヘザー！おめでとう！！涙！
最後のドレスは本当に素晴らしかった！！！海外ドラマちゃん的にシーズン２の中で一番好きな作品かも。
ソーイングルームで家族や出場メンバーたちとしばしの再会と談笑を楽しんだあと、司会のクローディアに「決勝に残った３人は前へ。」って言われたとき、前に出てきながらお互いに自然と手をつないで結果を聞きに来た３人。
この時点で滝のごとく涙が流れる海外ドラマちゃん(BBAのデトックスタイム)。
やり切った朗らかな笑顔のヘザー、しっかりと前を見て笑顔のタマラ、緊張している表情のチネロ。
そして運命の結果発表…。
驚きで開いた口が塞がらないヘザー。本当に全く予想していなかったんだね。しばらく無音のあんぐり顔でしたね。
タマラは少しがっかりした顔だったかな。優勝云々より、最後のドレスがちょっと不完全燃焼だったかも？？
でも！タマラはずっと存在感のある作品を残し続けてきたよね。
タマラっぽいなって作品がいくつもあったし。日常と違う状況であそこまで自分らしさを表現した作品を残せるって本当にすごいことだと思うんだ。ベルベットの毛並みに逆らうようなタマラの作品が大好きでした。
チネロは、コンテスト中に物凄い勢いで成長したよね！審査員たちも認める豊かな才能。
ミシンを購入して本格的に服作りを初めて２年ってことだったけど、その才能を遺憾なく発揮してるよね。
作品がどんどん洗練されて素敵になっていって、「本気で取り組んで努力すれば上達するってことを証明できたかな」と決勝戦直前のインタビューで本人が言っていた、まさにその通りに！
そして、ソーイングに限らずこの言葉自体がわたしとあなたへのエールにもなったよね(急に何なんだｗ)。
独創的だし思い切りの良さが服作りによく表れている。彼女のさらなる飛躍に期待大です。
今回の結論、みんなちがってみんないい。だな～(月並みすぎるまとめ)。
ソーイングビーの良いところはコンテストを通して自身が技術・精神力ともに成長できることと、“ライバルは常に自分の中にいる”ということを再確認する場だと思った。
出場メンバーたちはお互いを敵視していないし、ときに課題内容を教えあったり、励ましあったり、お互いへのリスペクトが素晴らしかった！
こんなまとめでいい？…ありがとうございます。←
最後に、お気に入りの動画を載せておくね。
“Do not go gentle into that Friday night...” #FridayFeeling #SewingBee pic.twitter.com/plfdVvjuiM
— Sewing Bee (@sewingbee) April 5, 2019
海外ドラマちゃんが今年１番再生している動画。
さて、次回はソーイングビー番外編と称して、優勝者ヘザーことヘザー・ジャックスのその後について少し書いてみたいと思います。
お楽しみに！！！
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