ソーイング・ビー2|3‐1ワンピース対決順位。男性メンバー上位独占の考察。

イギリス一のお裁縫名人を決める大人気の裁縫バトル番組『ソーイング・ビー』の新シリーズ、『ソーイング・ビー2』。

3回戦は時計の針を1950年代に戻しました。

テーマは年代物のミシン。古いミシンを使って課題服を3着作ります。

 

MCやこれまでの『ソーイング・ビー』をまとめているので、こちらの記事もぜひ読んでみてね。

ソーイングビー2見逃し配信はコチラから。



ソーイング・ビー2 3回戦1作品目は『1950年代のワンピース』対決

向かって右端から、前列はポール→アマンダ→クローディア→メイ→ニーラ→デボラ→アレックス(2回戦で脱落)→アニー(1回戦で脱落)。

向かって右端から、後列は、ローナ→ライアン→パトリック→ニール→マット。

 

番組スケジュール
  • 放送 NHK Eテレ
    毎週木曜 午後9:00~9:30
  • 第3回戦 ワンピース対決
    2020年10月8日(木)午後9:00~
  • 【再放送】 NHK Eテレ
    毎週水曜 午後0:25~0:55
    ※放送翌週の水曜昼に再放送があります。
  • 第2回 再放送
    2020年10月7日(水)午後0時25分~
  • 見逃し配信
    放送翌日から「U-NEXT NHKオンデマンド」にて見逃し配信の視聴が可能。
    第2回戦「ワンピース対決」は10月25日(日)午後23:59まで視聴できます。

MCは『ソーイング・ビー1』に引き続き、司会進行のクローディア・ウィンクルマン、審査員のパトリック・グラント、メイ・マーティンの3人。

 

『ソーイング・ビー2』新シリーズ第3回戦のテーマは『古いミシンで作る服』。

触ったことがない出場者も多い年代物のミシンを使っての服作りに挑戦です。

新シリーズの出場者は10人で、2日間で3着の作品を作ります。そのなかの1つが優秀作品に選ばれ、1人が脱落。

 

ソーイングビー2見逃し配信はコチラから。

第3回 1作品目 『1950年代のワンピース』対決 順位

1位 ライアン

2位 マット

パトリック
裾が縫えていたらマットが1位だった。

3位 ニール

4位 ポール

5位 ローナ

6位 ニーラ

7位 デボラ

パトリック
未完成で雑なところが多かった。

8位 アマンダ

メイ
バイアステープが縫えていないし、前と後ろでスカートの長さが違うわ。

第3回 1作品目 『1950年代のワンピース』対決 審査内容 詳細 

1位 ライアン

ウグイス色の生地に白いレトロな草花柄のワンピース

良かった点

  • 縁取りが丁寧。
  • ダーツは良くできている。
  • ボタンとループもしっかりついている。
  • キレイにアイロンがけがされていてシワがない。

良くなかった点

  • 後ろの襟ぐりは生地がたるんで平らになっていない。
  • 前のふちどりも伸びている

パトリック
フチが伸びてしまったのが惜しかった。

海外ドラマちゃん的!ここに注目。

ライアンボーイの絶好調が止まらない。

毒舌すぎる猫の赤ちゃん
若者の柔軟な対応力には目を見張るものがありますな。

ミシンよりも遥かに若いライアン。

ざっくり言うと「恐竜とのご対面」の今回の課題ですが、まさかの1位。

 

ライアンが早めに作業を終える、というのがこのソーイング・ビー2での名シーンになりつつある今日この頃。

作業が早いのは観ていて気持ちがいいな~。それでいて評価が高いという。

ゼッタイ早々に脱落するでしょう、この坊やは…と思っていた海外ドラマちゃんをどうぞ批判してください。

2位 マット

水色ベースに細かい花柄のワンピース

良かった点

  • ボタンループの大きさが完璧に揃っている。

良くなかった点

  • 後ろ身ごろの裾が縫われていない

パトリック
良い出来だっただけに惜しい。

海外ドラマちゃん的!ここに注目。

マットも進化していますね~。

たださ、マットって超惜しいのよ。生地選びに一貫性があって彼らしさが表れていて素敵だし、配色センスなんかはパトリックも褒めるくらいなのに…

なのに…

マットって、とにかく出たとこ勝負なのよ~~~。

 

具体的には細部に対しての丁寧さが足りない。最後はいつもやっつけ仕事www

「まあ、何とかなるだろうって思ってます」って完成した服に書いてあるw

 

それで2位って凄いんだけどね。だからこそ仕上げを丁寧にできたら絶対1位取れるよ。

3位 ニール

水色ベースの生地に同系色のバラ柄のワンピース

良かった点

  • ウエストの縁取りはぴったりフィットしていて素晴らしい出来だ。

良くなかった点

  • ボタンループに穴が開いている。

 

4位 ポール

オレンジベースに黄緑やピンクのトロピカルな花があしらわれたワンピース

良かった点

  • 襟ぐりの処理が上手い。
  • ボタンループの位置がちょうどいい。

良くなかった点

  • 胸元のダーツに上手くアイロンをかけてほしかった。

パトリック
フロントは目が行く場所だから、仕上げは丁寧にしてほしいね。

海外ドラマちゃん的!ここに注目。

海外ドラマちゃん的、今回の1位はポールのワンピース。だな。

何と言っても生地の配色が最高だった。

 

特に、バイアステープがレインボーで、ワンピースの生地にマッチしていて派手カワだったのよ。

 

ポールは、「型紙は3枚は楽勝だね。」とリラックスして課題に臨んだ様子だったし、何と言ってもソーイング歴40年以上だから、今回のヴィンテージスタイル自体が見慣れていたのかもしれないよね。

5位 ローナ

黄色の生地にピンクと赤のレトロな小花とテントウムシ、ピンクのバイアステープ

良くなかった点

  • ボタンもループも大きすぎる。
  • 端がずれている。

6位 ニーラ

白地に赤い花柄のワンピース

良くなかった点

  • ボタンループが縫えていない。
  • ボタンの装着が未完成。
  • 胸に穴が開いている。

7位 デボラ

濃いパープルのベースに同色のドットがあしらわれた生地、ゴールドのバイアステープ

良くなかった点

  • ループが2つしかないし、サイズも大きすぎる。作りも雑。
  • 後ろの処理もできていない。

パトリック
未完成だね。

海外ドラマちゃん
サテンの生地やバイアステープとワンピースの配色がディズニーヴィランズが好みそうな柄でかなり可愛かったのに…残念。

8位 アマンダ

パープルベースに白い花があしらわれた生地のワンピース

良くなかった点

  • ボタンループが等間隔についていない。
  • バイアステープもついていない。

『1950年代のワンピース』 課題内容と審査のポイント

ソーイングが趣味として広まった1950年代を課題にして挑みます。勝ち残った8人を古めかしいミシンが迎えます。

課題内容

  • 1950年代に着られていた身体に巻き付けるタイプのワンピースを作る。
  • ワンピールの上にゆったりしたスカートを巻き付ける構造にする。
  • 張りがあってドレープを入れやすい生地が適している。
  • 制限時間は4時間

メイ
当時の人は、朝に裁断してランチには服を完成させていたのよ。

審査のポイント

  • 3つの部分に分かれている。前身ごろはダーツだけで形を作る、後ろは上の身頃とスカート部分で作られる。後ろから前に布を巻き付けてとめる。
  • 組み立ては難しくないけれど、たくさん縁取りがあるので急いで縫う必要がある。
  • バイアステープをつける部分がかなりあり、歪むと目立ってしまう。
  • 正確にミシンをかけなくてはいけない。

『1950年代のワンピース』 制作工程

  1. 裁断するパーツは4枚。前身ごろ、後身ごろ、スカート部分が2枚。
  2. 前身ごろにダーツを入れます。
  3. 後ろ身ごろにスカートを縫い付けます。
  4. 袖ぐりと襟ぐり、スカートを縁取りします。
  5. スカートの前にボタンとボタンループをつけて完成。

いつもは裁断が終わると次はパーツの組み立てに入りますが今回は一筋縄ではいきません。

年代物のミシンは糸の掛け方が複雑で機能も少なく、できるのは基本的なステッチだけだからです。

ソーイングの歴史。1950年代はクリスチャン・ディオール『NEW LOOK』が一世を風靡した。

細く絞ったウエストとゆったりしたスカートの組み合わせが50年代のファッションの特徴です。

この新しいスタイルが世界にお披露目されたのは1947年に発表されたコレクション、『NEW LOOK(ニュールック)』。

 

手掛けたのは当時無名のデザイナーだったクリスチャンディオール。

彼はこのニュールックスタイルをきっかけに世界的に有名なデザイナーになります。

 

スカートはゆったりしていて、下にペチコートを何枚も重ねて形を保つという女性らしい新たなファッションの先がけで、

仕事用ではなく、優雅に散策をしたりパーティに着ていくための服です。

このスタイルは、当時一世を風靡しました。

 

美しいシルエットを作るため、生地を10メートル以上使うこともありました。

当時はまだ配給制が続いていたイギリス。

イギリス政府は「生地を無駄にするな」と市民に呼びかけましたが、

それでもソーイング好きの女性たちは家でこっそり憧れのニュールックを縫いました。

海外ドラマちゃん的。「1950年代のワンピース」考察まとめ。

今回は男性陣が1位~4位までを占拠。

これはソーイング・ビー史上初じゃないかしら?

ソーイング・ビーって男性メンバーに不利な課題もまあまああるんだよね。婦人用のパンツとか女性服ならではの繊細な素材を扱う課題とか。そんななかでのこの順位は快挙だね。

 

今回のポイントは、

  • 手際の良さ
  • 当時使われていた『バイアステープ押さえ』を利用する

この2点だったと思う。

古いミシンって動きがとにかく遅い。だから縫う時間を考えてどんどん作業の手を進めないといけないんだよね。

 

まず、アマンダは「モナコのグレース王妃やジャクリーン・ケネディ、オードリーヘップバーンが好き。エレガントでシンプルな服を作りたい。」とかお上品ぶってる場合じゃなかったと思う。

余計なところにこだわりすぎていつも作業が滞っている。

 

そしてデボラ。昔のファッションが好きなデボラは50年代のファッションにも詳しいらしいけれど「昔の女性には負けないわ!」と気合を入れたものの、昔の女性どころか今コンテストにおいても負けている件。

生地の配色やバイアステープに持ってきた色がめっちゃ可愛かったからもう少し頑張って欲しかったな~。

ライアンとともに若者勢に期待したい。

 

伝統的な手法に詳しいローナ

「50年代風にするには前と後ろをダーツにするのが重要。」と知恵もあるし、1人だけダーツの位置に糸で印をつけて縫っていたから楽勝かと思いきやまさかの男性陣に敗退

目が覚めるような巨大なボタンとボタンループがいただけなかったな~。

 

それから、男性メンバーは古いミシンでキレイかつ正確に縫うための道具、『バイアステープ押さえ』を利用していたね。

出場メンバー全員が未体験であるこのアイテム。本番でこれを使っちゃうところがいいね。勝負に出てます。

 

課題となった当時のワンピースは縁取り部分が多いので、当時の人たちは『バイアステープ押さえ』を利用していました。

これは、バイアステープをミシンの押さえ金に通して布の端をくるみながら縫う道具で、正しく使えばちょうどいい位置にキレイにステッチをかけられます。

これに挑戦した女性陣はいなかったみたいだったけれど、使ってみても良かったんじゃないかしら?

だって、どっちみちアマンダとデボラ、ニーラは全然未完成でしたよ。

 

さて、次回は3回戦2作品目。

海外ドラマちゃんも大大大好きな映画『サウンドオブミュージック』をテーマにしたリメイクだよ。

 

ソーイング・ビー出場者たちも使っている、JANOMEのミシンがお得に購入できるサイトはコチラ
格安価格と安心3年保証の日本ミシンサービス株式会社

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事