2020年最新のウイルス感染症をテーマにした『アウトブレイク-感染拡大-』は、
新型コロナウイルスが世界的に大流行する直前のタイミングで公開され、「予言ドラマ」と話題の海外ドラマです。
今日はアウトブレイク-感染拡大-第3話「感染27日目」のあらすじと感想を書いて行きます!
『アウトブレイク-感染拡大-』の総評やキャスト紹介はこちら。
Contents
アウトブレイク-感染拡大- 第2話では…
アンヌ=マリー(ジュリー・ルブレトン)の元にローラン・ドゥメール公安大臣(ギョーム・シール)が研究所のチームの監視に来た。
ローランとパスカルの代理母フランソワーズの息子グザヴィエ(ローラン・ルメール)は咳をして具合が悪い。
イヌイットの浮浪者アラシー(ユリヴィア・ユヴィルク)は従姉妹のネッリ(ナンシー・サンダース)によって空き地で倒れているのを発見された。
アラシーに携帯を貸したフィギアスケート選手カミーユ(アリーヌ・ウィナン)も体調が悪くなっていく。
さらに、アンヌ=マリーの夫マルク(ガブリエル・サブラン)の浮気が判明し、アンヌ=マリーはマルクのことを家から追い出してしまう。
アウトブレイク-感染拡大- 第3話 あらすじ
ローラン・ドゥメール公安大臣(ギョーム・シール)が広報の専門家であるファブリス・プレウェール(ブリュノ・マルシル)を引き連れ研究所にやってきた。
一連の騒動は、コミュニケーションに問題があると断言し、改善プログラムを紹介する。
会議の最中にネッリ(ナンシー・サンダース)がアンヌ=マリー(ジュリー・ルブレトン)を訪ねてきて、イヌイットたちが死んでいるのは共通の感染症なのではないかと訴え、調査をすることにする。
向かった病院ではマルクの浮気相手のクロエ(メリッサ・デゾルモー=プーラン)が患者を担当していた。
CM撮影をしていたフィギアスケート選手カミーユ(アリーヌ・ウィナン)は、撮影を継続するのが難しいほど体調が悪く、控え室で倒れてしまう。
すでにイヌイットの2人が亡くなり、1名は原因不明の病で入院しているという事実を公表するようにファブリスはアンヌ=マリーに提案するが、まだ病名が確定していないからとアンヌ=マリーは却下する。
イヌイットの患者は治療の甲斐なく亡くなってしまい、さらに一連の死亡者に共通点があることが発覚し、ネッリも研究所のチームに参加して原因を探る。
コロナウイルス、インフルエンザ、レジオネラ症…などあらゆる感染症を検証することになる。
病院の看護師からイヌイットの間で謎の感染症が流行っているということが漏れ、世間で噂になっていることに危機感を覚えたアンヌ=マリーたちは、確かな情報を入手するためにイヌイットたちと話をしに行く。
有名なカミーユが亡くなり、ウイルス検査の結果が出て感染症の原因はコロナウイルスだと判明する。
アンヌ=マリーは、めまいを訴えるようになった患者を治療していた4人の医療従事者を隔離するようにマルクに指示をする。
感想レビュー1 バリキャリママのピンチヒッターは不倫女。優柔不断夫と、ウイルス以外の場外乱闘も開始。
マルクはアンヌ=マリーとの関係を修復するために、夫婦セラピーの申し出をする。
その一方で、家を追い出されてしまったマルクは浮気相手のクロエの家に転がり込んで、さらには娘のプロムの衣装を見に行くのにクロエを連れていく。
クロエが見立てたドレスはとてもセンスがよく、アンヌ=マリーも似合っていると褒めるのだけれど、娘は隠さずにクロエに選んでくれたとアンヌ=マリーに伝える。
アンヌ=マリーは電話口でクロエに感謝を伝えるが、マルクに夫婦セラピーを探していると伝えて、と伝言をお願いすると、これに対してクロエはマルクに激高。
女の戦いが始まった様子。
クロエは、「面倒なことに巻き込まないで」とマルクに訴えるが、それが本心なのかはわからない。妻と本当に関係を修復したいのなら、クロエとは関係を絶たないとね、マルク。
感想レビュー2 コンプライアンス皆無の看護師が情報流出!?あらためて情報化社会の怖さを感じた。
亡くなったアラシーの受付を担当していたちょっと意地悪そうな看護師のエヴリーヌ。
夫はなんと、密売フェレットを販売するペットショップの店主ロベールだった。
ペットショップのゴミ箱をいつも漁るイヌイットには腹を立てていて、パスカルがフェレットの檻の交換について来店した際に、ゴミを漁りにきたイヌイットに暴行を始める。その様子を撮影していたパスカルは公安大臣に動画をリークする。
病院から帰ってきたエヴリーヌにロベールはイヌイットの愚痴をいうと、楽しそうに「イヌイットの間で流行り病が生じている。私からじゃなくて知り合いの看護師から聞いたって拡散したら?」と提案する。
コンプライアンスの無さにも、性格の悪さにも呆れてしまう。似た者夫婦ってこういうこと?
感想レビュー3 ウイルスに感染したイヌイットのホームレスと有名フィギュアスケーターのカミーユ。医療格差が浮き彫りに。
フィギアスケート選手のカミーユは、ヨーグルトのCMに出るほど人気があり有名な人物。
かなり具合が悪いのは一目瞭然だけれど、周りは撮影を延期することなく、美味しいヨーグルトの紹介をさせる。プロ意識の高いカミーユでさえ、どう頑張っても平気なふりをできないくらい体は弱っていた。
今話の最後に、カミーユが亡くなったと研究所のチームに知らせが入る。今までイヌイット達が立て続けに亡くなっていても、路上生活者だから、荒んだ生活をしているからと重要視されない様子だったが、アスリートで若い、しかも有名人のカミーユが亡くなったことによって研究室に衝撃が走る。
カナダでは先住民のイヌイット達は路上生活をしていて煙たがれる存在だということが伺える。
アウトブレイク-感染拡大- 第3話 感想レビューまとめ
ついに、原因不明の感染症がコロナウイルスだと判明し、症状が出ている人を隔離するようになる。
それもイヌイットのネッリが仲間や従姉妹が立て続けに死んでいることがおかしいと声をあげたからだった。ネッリはイヌイットだけれど生理学の博士課程に進学していてアンヌ=マリーとも顔見知りだったからで、もしただのイヌイットだったら聞き入れてもらえなかったかもしれない。
それでも大切な人を亡くした真相を知りたい、研究者として原因を解明したいという二人の熱意は合致したのだった。現場にいる人間の誰もが善人ではないけれど、志を持った人間がいることに希望が持てると感じた。ストーリーはウイルスの脅威に立ち向かうだけではなく、人間関係も複雑に絡み合っているドラマに今後も目を離せない。