ソーイングビーも次回3/19(木)で最終回!巻いていきます!!
本日夜9時は #NHK Eテレにて、#ソーイング・ビー 第22回は「”お気に入りの一着”対決」。準決勝後半戦、もう脱落者は出て欲しくないけど・・今夜どうなるのでしょう⁉️#ソーイングビー https://t.co/1At9hucC1F
— BBC Japan (@BBCJapan) March 5, 2020
次は準決勝3つ目の課題。決勝進出をかけた最後の挑戦です。
番組内容
イギリス全土から集められた出場者が、アマチュアいちの裁縫名人の座をかけて次々と課せられる難題に挑む。
英BBCで放送された、裁縫バトル番組「ソーイング・ビー」の日本語版。
放送時間
- 毎週木曜日21:00~放送中
- 再放送 毎週水曜日12:25~※地域によって異なる可能性があります。
今回の見どころ
今回の始まりのインタビューでは、ここまでの4人のソーイングの腕前を審査員たちが評価していました。
リンダ…型紙なしのドレスは素晴らしかったけど、袖をつける課題の出来は最下位だった。トップにもなるし最下位にもなり、不安定。
チネロ…袖をつける課題は良かったが、型紙なしのドレスはイマイチだった(パトリックはイマイチだったがメイは気に入っていた。)
ヘザー…技術は確かだが思い切りが足りない。
タマラ…審査員のメイ「彼女は中くらいね。」 …?おわり?w
タマラに対するざっくり評価の方が可もなく不可もなしで逆に脱落者候補ではないのではないかという謎の安心感に包まれた海外ドラマちゃんはタマラ推し。
最後の課題はかなり複雑です。このチャレンジでどれだけ頑張れるかによって脱落するか否か、進退が決まります。残る脱落者は1人、決勝戦への切符を掛けた最後の挑戦が始まります。
Contents
課題内容
自分の好きな1着を再現します。今回はいつものようにモデルに着せるのではなく、自分自身に合わせて作ります。
昔買ったものでもいいし、自分で作ったものでも構いません。その1着を再現する力を審査します。制限時間は6時間30分です。
事前の練習が許されたこの課題。持ち込めるのは生地と再現する1着だけです。
デザイン
4人の選んだ服はバラエティに富んでいます。
リンダのデザイン
「メアリーポピンズのドレスって呼んでるのよ」と嬉しそうに話すリンダが作るのは長袖のカジュアルなラップドレスです。プリーツスカートで、使うのは丈夫なストレッチ素材。膝上丈にざっくり開いたV字、ウエストで切り返しになるデザインです。
「わたしはメアリーポピンズみたいに子どもの世話が仕事。親戚や叔母も子守だった。」
グレーの生地にメリーポピンズ風の女性が細かく描かれた柄のドレスを派手な緑と青の花柄に変えます。
チネロのデザイン
教会でバレンタインデーのイベントをした時に着たお気に入りのブラックドレス。
ギャザー入りのオーガンザが42枚ついているミニ丈でチューブトップのパーティドレスです。これを、ギャザーを付けずに再現します。黒色のトップから膝のあたりで薄いピンク色の生地に変わっていくグラデーションのデザインで、コットンの裏地にオーガンザを1枚づつつけます。
審査員のパトリックから「君はどうかしている。でも、期待しているよ。」とコメントを頂いてましたね~。さらっと辛口のパトリックに鼻血を溢れされながら(チネロがじゃなくて海外ドラマちゃんがね。)作業スタートです。
牧師も100度見のセクシーさ。
ヘザーのデザイン
スウェーデンで絵を描いていたときに展示会で着た、シルクサテンのドレス。前後にダーツの入った膝上丈のシンプルな形のノースリーブドレスです。元のドレスは白地に水彩画のような薄い紫やピンク、アイボリー、赤の大ぶりの花柄と華やかな柄ですが、これをクリーム色の生地で再現します。背中にファスナーをつけます。
タマラのデザイン
ヨガウエアを作ります。インストラクターになれたとき自分のために買った思い出の服。22枚のパーツで出来ているサーモンピンクのタンクトップに黒のレギンスパンツ。違う素材のストレッチ素材で再現します。使うパーツをスケッチして、それぞれにアルファベットをつけてジグソーパズルのように組み合わせていきます。
想像していたよりだいぶ激しめなタマラのヨガレッスン。
課題の狙い
- 型紙を引くスキル
- 再現力
- 幾何学を理解しているか
元の服からどうやって型紙を引くか見られるから、型紙を引くスキルがわかります。
これまで型紙を読解し指示通りに作るスキルや、古い型紙を使ったり、マネキンに直接生地を乗せて裁断するなど様々なアプローチで課題服を形にする挑戦をしてきた出場メンバーたち。完成した服の土台となる型紙を引く力が試されます。
「好きだった服をタンスにしまい込んでいる人が多いこと(から、この課題を選んだ)。気に入っているお古を再現出来たら素敵でしょ?」と審査員のメイは言います。
自分の手で新しく蘇らせる力量を審査します。それにはただ形をなぞるだけではできません。ダーツやタック、プリーツなどを再現する力、幾何学を理解していないと難しい課題です。
それぞれのやり方で再現する4人
リンダ
新しく作る服の生地の上に元のドレスを置いて型紙を引きます。スカートにはプリーツがついているから、まずプリーツを採寸して生地に写します。
型紙を引き終えたところで涙するリンダ。裁断して生地が足りなかったことに気づきます。
「ここの生地を使えば?時間が優先だ、自由に使って。」と審査員たちから優しく促され、急いで選び直して(海外ドラマちゃんは溢れる鼻血を拭き取って)作業再スタートです。
ストレッチ素材を探すリンダですが、なかなか同じような生地が見つかりません。選んだ生地は扱いが難しく、思ったより伸縮性のある素材で困惑します。
チネロ
ウエスト、スカートの裾を採寸してその寸法を紙に写す。
オーガンザを1枚づつ縫いつけてからドレスの縫製に入る。残り3時間の段階で、「自宅では同じ形のドレスを2時間で作れたから、オーガンザにかけられる時間は1時間ね。」と言っていたけれど結局間に合わず、残り時間45分でトップにオーガンザをつけるのをやめてスカートだけに縫製することに。
ヘザー
昔カーテンに使っていた生地を型紙として利用。持参したカーテン生地に予めダーツを入れておいて、元のドレスのダーツの位置に合わせて生地を置いてドレスの線に沿って写し取っていく。
ダーツをほどいて開けば、元のドレスの型紙がどんな形だったかがわかります。
「他のみんなは信じられないくらい複雑なものを作っているからちょっと心配しています、わたしのはシンプルすぎるんじゃないかって…。」と海外ドラマちゃん的ヘザーシンプル一点突破説がここでも炸裂。
すごくシンプルなドレスだから正確な仕上げと完璧なサイズ感を目指します、と意気込みを語っていました。
タマラ
マイクロファイバーの布に型紙を引きます。マイクロファイバーは伸縮性があって、生地っぽく使えるところがいい。この布を上に置いて、手で触って縫い目を確認しながら形を描いていきます。
タマラが再現する服は、縫製する生地が多い・タンクトップの生地の伸縮度合いがパーツごとに違う・型紙を置いたときに正しい方向に伸びるか慎重に確認すると、かなり複雑な形なのでパーツの合わせ方を良く考えて縫製していく難易度の高い作品です。
脇のパーツから縫って最後にフロントを縫い付ける線が真っすぐになるように何度も確認しながら縫い、内側にはオーバーロックミシンでここでもきちんと揃っているか確かめながら慎重に進めます。
作業工程の注意点
リンダ 新しく選んだストレッチ素材は、元の生地と少し違って柔らかい素材だから上手く再現できるか微妙。
チネロ 作業量がとても多い。裁断も多ければパーツも多く、縫製もかなりある、作り上げるのが大変。
ヘザー 1番シンプルなものを作っているだから、縫製、仕上げ、サイズどれも完璧なものが求められる。
タマラ 形の似たパーツがたくさんあるから、どれをどこにつけるか印をつけておかなければならない。さらにストレッチ素材だからやるべきことが多い。
怒涛の作業が終了、各自出来上がった服を着て審査に臨みます。
次回へ続く…。
まとめ
今回、波瀾の展開を迎えたリンダ。これまでの課題でも適当採寸だな~とは思っていたけどまさか布が足りないとは…。自宅練習ありだったらしいけどどうしてだろう?
本番で採寸をミスったか練習不足か…。いづれにしても動揺してたし準決勝最終課題では痛すぎるミスだったね。
ヘザー以外はみんな難しいことに挑戦していて、とくにチネロのドレス、好きだな~!クレイジー最高!若いし(“若さ”をクローズアップしがちな海外ドラマちゃん、でも若いって素敵。)パワーあるだろうから頑張ってほしい。
そして、リメイクや自由課題だとドレスを作るメンバーが多いんだけど、異色を放つのはタマラのヨガウエア。作品の選択に意外性があって楽しみです。ヨガを仕事にしているし親和性もあるから期待できるよね。
次回は、準決勝最後のチャレンジ“お気に入りの1着”対決の作品評価と脱落者について語ります!