クイーンズ・ギャンビット5話あらすじネタバレ感想。アニャ憧れのハリポタ俳優と共演!

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今話題沸騰中のネットフリックスオリジナルドラマ、「クイーンズ・ギャンビット」。主演のアニャ・テイラー=ジョイにも注目が集まっていますね。


そんなクイーンズ・ギャンビットの第5話ネタバレ感想をお届けします!

 

\原作やkindle版もあるよ。/





クイーンズ・ギャンビット 第4話では…

1966年、メキシコ大会。エリザベス・ハーモン(アニャ・テイラー=ジョイ)に同伴した養母アルマ(マリエル・ヘラ―)は、旧知の文通相手と毎日のように遊び呆けていた。

息抜きのために外出したベスは、自分の人生に思いを馳せるが、途中、家族連れの最強プレイヤー・ボルゴフ(マルチン・ドロチンスキ)に遭遇して逃げ出してしまう。

一方、文通相手との別れを悲しむアルマを慰め、更にアルマとの絆を深めるベス。

大会では、9歳のジョルジと5時間以上の対局で辛勝する。最終戦ではボルゴフと当たるも、惨敗。対局を報告するため部屋に帰ると、アルマは既に亡くなっていた。

薬局で精神安定剤を大量に購入したベスは、途方に暮れながらメキシコを1人後にするのだった。

クイーンズ・ギャンビット 第5話 あらすじ

人気のない我が家に帰宅し、アルマのいた形跡を眺めながら悲しみに暮れるベス。

そこに、ベスが初優勝した時の決勝の相手、ベルティック(ハリー・メリング)からボルゴフ戦に対する励ましの電話がかかってきた。

ボルゴフに勝つためには仲間が必要だと言われ、ベルティックを家に招き入れたベス。ベルティックはベスの性格を分析し、視野を広く持つことや対局を研究すること、計画的に対局を進めることの重要性を伝える。

一方、ベルティックが帰った後、ベスは1人で過ごす寂しさを感じていた。

ベルティックは、以前とは違い女性としての魅力が増したベスに心を奪われていく。

男女の仲になり、一緒に暮らし始めた2人。しかし、ベルティックはベスの才能についていけずに徐々に2人はすれ違っていった。

そして、とうとうベルティックは家から出ていくことを決意。

去り際に、以前見つけて預かっていたベスの薬を返し、ベスの精神面の危うさを指摘するのだった。

 

1967年、オハイオでの米国選手権。相変わらずベスは薬を服用して天井でのチェスを行っていた。

ラスベガス大会で敗北したタイトル保持者のベニー(トーマス・ブロディ=サングスター)とベスは再会し、お互い順調に勝ち進む。

ベニーに早指しに誘われ、分析をしなければいけないから、と一度は断るベスだったが、コーヒーを買いに来たところをベニーに乗せられて対局することに。

全敗したベスだが、ホテルに戻ったベスの表情は晴れやかだった。

 

翌日、ベニーと決勝戦を行い、見事勝利したベス。全米チャンピオンはモスクワに招待されることをベニーから聞くが、ベスは行くか迷っていた。

ベニーは、そんなベスを説得し、ボルゴフに勝つための指導者となることを約束したのだった。

 

感想レビュー1 養母アルマの死を悲しむベス。寂しさを埋めるためベルティックを家に招き入れる。

実母アリス(クロエ・ピリー)がベスに話しかけている。母は、「孤独を恐れないのが強い人よ」「いつかあなたも独りになる」と告げたのだった。

また冒頭で実母の回想シーンが入りました。アルマが亡くなって、実母の影がベスに纏わりついてきたのでしょう。

何度も登場している思い出の中の実母ですが、このようなシーンが前回だけなかったんですよね。アルマの存在によって、一時でも実母のことを忘れられたということなのでしょうか。

帰宅したベスは、アルマの弾いていたピアノや口紅の付いたカップを眺め、1人アルマの死を悲しむ。

そこに、ベルティックから電話がかかってきた。

普通の親子関係とは程遠かったベスとアルマですが、ベスの中でアルマの存在が大きくなっていたんですね。

それだけに今回のアルマの死は堪えたのでしょう。見ている私も辛くなってきます。

このタイミングで電話をかけてきたベルティックに対して、ベスは自ら「今から来れば?」と招き入れます。1人でいることに耐えられなかったのかもしれません。

感想レビュー2 ベルティックと恋愛関係に。ベスの危うい才能に警鐘を鳴らす。

身体の関係を持ち、眠りにつくためベッドに寝そべる2人。

隣でチェスの本を読むベスに、ベルティックは「自分の部屋に戻った方がいい?」と尋ねる。ベスから返ってきたのは「好きにして。」というそっけない言葉だった。

それを聞いたベルティックはベスの部屋を出ていく。

2人のすれ違いが如実に表れたシーンです。

ベルティックはいわゆる“普通の”男女関係を望んでいたのでしょうが、ベスの頭の中にはいつでもチェスのことがある上、ベルティックの気持ちにも全く気付いていません。

少しベルティックが哀れに思えてきます。

チェスの対局をする2人。

盤上の展開に対して、「分からないの?」とベスがベルティックがに問いかけた。「そんなに早くは」と答えた後、「君は鋭すぎる」と言うベルティック。

初めはチェスについて教える立場でやって来た州チャンピオンのベルティックですが、自分の才能がベスに遠く及ばないことを感じ取ります。

家から出ていくシーンで、自分がベスほどチェスに対し情熱的になれないと告げていることからも明らかです。

ポール・モーフィーのプレイスタイルを例に出して、「まさに君だ」とベスに告げるベルティック。

薬を返し、どうか気をつけて、と警告して家を後にする。

ベルティックは、精神安定剤を偶然発見したことで、ベスの才能を認めると同時に危うさも感じています。

危険な薬を服用するベスのことを“人として”心配している様子はアルマと似た立場といえるかもしれません。

アニャ・テイラー=ジョイ、憧れの俳優はベルティックことハリー・メリングだった。

主演のベス・ハーモン役アニャ・テイラー=ジョイは、幼少期にイギリスのメガヒット映画シリーズであるハリーポッターを観てイギリス英語の練習をしたそうです。その影響もあって今でもハリポタの大ファンだというアニャ。

そしてそのハリーポッターシリーズで、ダニエル・ラドクリフ演じるハリー・ポッターのイトコであるダドリー・ダーズリーを演じたのが「クイーンズ・ギャンビット」でハリー・ベルティックに扮したハリー・メリング。

アニャはハリー・メリングとの共演シーンではとっても緊張したそうですよ。

海外ドラマちゃん
登場人物に「ハリー」が多すぎて混乱させてたらごめん。

感想レビュー3 ベニーに勝利したベス。相手を分析することの大切さを実感。

ボルゴフとの対局を慰めるベニー。

「気持ちは分かる」と言い、「全ての駒をただ指すだけだ」とベスがアルマに語ったのと全く同じ感想を述べた。

ここでベニーと再会することになりました。

この言葉から、ベスはベニーに同族意識を覚えたのではないでしょうか。

チェスを早指しするシーンでも、2人の考え方が似ていることが示唆されています。

「あなたは頭の中で対局を最後まで想像する?」と問いかけるベス。

ベニーは、「みんなそうだろ?」とこともなげに言ってのけた。

このシーン、返答を聞いたベスの顔が強張っているように見えました。

ベスは、自分と似ていると思っていたベニーでさえ、当たり前のように対局のシュミレーションを行っていたことに衝撃を受けたんだと思います。

他のプレイヤーがみんな対局の研究をしている様子にうんざりしているような表情も見せていますので、ベスは対局に向けて準備する必要性を実感できていなかったのでしょう。

ちなみに、ベルティックからの助言を守ってベニーを“分析していた”ベスは、以前敗北を喫したベニーに無事勝利します。

酒を一緒に飲みながら、今後について話すベスとベニー。

ベニーはベスの飲酒量を心配し、励ましながらも、最後に「セックスはしないぞ」と恋愛関係になる意思はないことを告げる。

ここでは、ベニーはベスのチェスの腕前を認め、半ばヤケになっているベスをなんとかモスクワ大会に参加させようと説得します。

途中、ベスが男女の関係を匂わせるような発言をして誘うのですが、あくまでベニーはベスをチェスプレイヤーとして見ようとしているんですね。

私としては、残念なような、嬉しいような複雑な気持ちです。

同時に、このシーンではベスがアルコールや異性で気を紛らわせようとしている危うい様子も感じ取れます。ベニーがうまく連れ戻してくれるとよいのですが…。

クイーンズ・ギャンビット 第5話 まとめ

今回は、アルマの死に対するベスの喪失感はもちろん、2人の男性との関係が対照的に描かれていて、ヒューマンドラマとしてとても面白い回でした。

ベルティックはベスを女性として、人間として心配しているのに対し、ベニーはチェスプレイヤーとしてベスを案じているように感じ取れます。

ベルティックとうまくいかなかったことを考えると、これからのベスはますますチェス一筋になっていくのでしょうか?

しかし、ベルティックと過ごしたことが、ベスにとって意味はなかったのかというとそんなことはなく、彼がアルマを亡くして間もないベスの心の支えになったのは確かです。

 

それにしても、以前ライバルとして戦ったプレイヤーたちがベスの前に現れ、打倒ボルゴフを掲げてベスに協力してくれる展開は胸が熱くなりますね。

次回はボルゴフとの再戦がありそうですが、ベニーはどんな名コーチっぷりを発揮してくれるのでしょうか?2人の関係とボルゴフとの再戦に注目です。

 

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