予言ドラマと話題独占。アウトブレイク-感染拡大|最新パニックスリラーネタバレ

幼稚園の年長クラスで『鬼滅の刃』がめっちゃ流行っているんだけど、タイトルを「鬼滅のヤイバル」っていう長女(を含むクラスメイト全員w)。

「る」いらんよ、って何度も修正していたんだけども直さないから、

「もしかして間違えてるんじゃなくて「ググる」「タピる」的な、「体言+る」の意味の「ヤイバる」なのだろうか…」とふと思い立ち、令和の幼稚園に想いを馳せる午後。

 

どうも、海外ドラマちゃんです。

 

2020年最新のウイルス感染症パニックドラマの『アウトブレイク-感染拡大-』観たよ~!

新型コロナウイルスを題材にした初の海外ドラマではないでしょうか。

『アウトブレイク-感染拡大-』は、2020年1月〜3月にカナダのTVシリーズで放映されるやいなや社会現象となった衝撃のパニックスリラー。

この作品のすごいところは、撮影は2019年なんだよね(カナダでの第1話のオンエアーは1月7日)。

海外ドラマちゃん
つまり、新型コロナウイルスが世界に蔓延する前に撮影されたドラマなの。

“パニックスリラー”とはいうものの、他のウイルスパニックドラマにありがちなハードなアクションシーンやクライムサスペンスのような激しい銃撃戦からの突然のグロ死みたいなことはないのだけれど(でも感染した人が苦しんで没するシーンは多々ありますので苦手な方は注意)。

コロナ以前のわたしたちの生活から、未知の殺人ウイルスによって徐々に侵されていく様や、誤情報が飛び交うことによる風評被害、人種差別、ネット詐欺など、わたしたちが今まさに体験しているパンデミック時における人々の心理状態や姿がありありと映し出されていて、毛穴が総立ちします。

 

本当に怖いのはウイルスか、人間か。

毒舌すぎる猫の赤ちゃん
このセリフ、いっぺん言ってみたかっただよ。

…ということで今回はあらすじやキャストの紹介だよ。人物紹介や海外ドラマちゃん的感想、後半はネタバレを含みますのでご注意を。ネタバレ項の前に改めてお知らせします。



海外ドラマ「アウトブレイク-感染拡大-」 まとめ

アウトブレイク-感染拡大-はこちら

  • 登場人物が少なく、ストーリー自体はシンプルなので、聞きなれないフランス語でもストーリーに入り込める。
  • 日付を追うごとに感染経路が明らかになってきたり、感染者の症状が刻一刻と変わっていくので10話一気見は必至。
  • ノンフィクションでは?というぐらいのリアリティさがゾワゾワくる。
  • 主人公の感染症専門医アンヌ=マリーの凛とした勇敢さが頼もしい。
  • それに引き換え、ヌケヌケと不倫をする旦那はいかがなものか。とんだ嘘つきで顔意外最低と来ている。
  • これを観たら最後、食べ物の回し食いやスマホの貸し借りはもう安易にはできない。

毒舌すぎる猫の赤ちゃん
もともと「一口ちょうだい」が苦手なタイプのワタクシにはそこだけは好都合です。

 

『アウトブレイク-感染拡大-』は、全編フランス語(字幕のみの配信です)なので「ちょっと話に入りづらいかな~」と思った。

……のは最初の5分だけ。

リアリティ感が強くて、「コロナも最初はこのような形でごく少数の人から、強力な感染力であっという間にパンデミックが起きたんだろうなあ…」という妙な関心と、ウイルス感染拡大への恐怖でストーリーに引き込まれていきます。

海外ドラマ『アウトブレイク-感染拡大-』の概要

  • 主演 ジュリー・ルブレトン、メリッサ・デゾルモー=プーラン、ガブリエル・サブラン
  • 原題 Epidemie  
  • 英題 Outbreak
  • 監督 ヤン・ラヌエット・チュルジョン
  • 制作 カナダ(2019)
  • TVシリーズ各43分×全10話

 

フランス系カナダ人女優のジュリー・ルブレトンの凛とした強さが魅力の『アウトブレイク-感染拡大-』。強くて聡明な女性の活躍は万国共通頼もしい。

海外ドラマちゃん的!『アウトブレイク-感染拡大-』 評価

  海外ドラマちゃん

静かに忍び寄る未知の殺人ウイルスの恐怖。続きが気になって観るのをやめられない中毒性。

はっきり言って、出演者の俳優陣、監督もまったく知らなかったのですよ。
なのでここまで楽しめるとは思わなかった…。こどもが感染するエピソードなんかは本当に観るのがつらかったのだけれど、「自分の大切な人を目の前の薬で死なせずに済むことができるかもしれないとき、他の人に薬を譲ることができるのか?」とか、あってはならないことだけれど、命の選別について深く考えさせられた。

海外ドラマ『アウトブレイク-感染拡大-』 あらすじ

カナダ・ケベック州モントリオールで、危険な未知のウイルスが先住民族・イヌイットのホームレスの人々の間で広がろうとしていた。緊急衛生研究所の所長であるアンヌ=マリー・ルクレール博士は、この伝染性が高い未知のウイルスの存在にいち早く気づき…。

さて、ここからはいよいよネタバレ注意!…どころではないネタバレに入っていきます。
まだ視聴されたいない方はぜひ観てからまた遊びに来てね!

毒舌すぎる猫の赤ちゃん
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海外ドラマ『アウトブレイク-感染拡大-』 登場人物・キャスト紹介 ※ネタバレあり

■監督 ヤン・ラヌエット・チュルジョン(Yan Lanouette Turgeon)

カナダのTVドラマ界で活躍している脚本家、演出家。主な作品は『ユニット9』『詐欺師』。

『アウトブレイク-感染拡大-』ではカナダのテレビにおけるフランス系カナダ人の業績を称えるジェモー賞で、2017年度の最優秀テレビドラマ賞ほか3部門で受賞している。

アンヌ=マリー・ルクレール博士(ジュリー・ルブレトン/Julie Le Breton)

 

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どことなくドリュー・バリモアを思い出す笑顔。

  • ジュリー・ルブレトン
  • 1975年9月生まれ
  • カナダ ケベック州アルビダ
  • 主な出演作品 『人生、ブラボー!』『東京フィアンセ』

近年の海外ドラマ界隈では、『FRINGE/フリンジ』のオリビア・ダナム、『HOME LAND(ホームランド)』のキャリー・マティソン、『キリング・イヴ』のイヴ・ポラストリなどなど、聡明でパワフル、権力も持ってる系の女性が大活躍ですね。

 

ジュリー・ルブレトン演じるアンヌ=マリー・ルクレールは感染症のスペシャリストであり、緊急衛生研究所の所長。

未知のウイルスの存在にいち早く気づき、原因究明、感染拡大阻止、新薬の開発など様々な方面からウイルスに対して先手を打つべく奮闘します。

 

アンヌ=マリーも近年のワンダーウーマンたちと同様、気概と聡明さがあり、おまけに研究所を仕切る長としての決断力もありまくるというパワーウーマンでございます。

それでいてヒールな性格でもなく、というか性格はどちらかと言えば控えめ、

冷静で思慮深いアンヌ=マリーの未知のウイルスに対する冷静沈着な判断が多くの命を救うことになりますが私生活では『サレ妻』という、

仕事ができる女性=男関係には恵まれない、みたいなお決まりの構図がちょっと嫌なんだけど、嘘つき夫のタワゴトに対してブチギレまくるアンヌ=マリーも必見です。

クロエ・ロワ=ベランジェール救急医(メリッサ・デゾルモー=プーラン/Melissa Desormeaux-Poulin)

 

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最初観たとき、なぜかお騒がせチリ人アニータを思い出した。

  • メリッサ・デゾルモー=プーラン
  • 主な出演作品 『灼熱の魂』

サン・アンドレ病院の救命医として勤務するクロエもまた、相次ぐ不審死に疑問を感じていました。クロエは緊急衛生研究所に検査の依頼をします。

 

寝取り系女子、クロエ。お騒がせチリ人女性・アニータと若き日のヴィクトリア・ベッカムを足して2で割ったような彼女はアンヌ=マリーの夫であり、職場の同僚でもあるマルクの恋人(というか不倫相手)です。

毒舌すぎる猫の赤ちゃん
クロエ、アニータ、ヴィクトリアの共通項はセクシー。
若くてセクシーな女にフラフラする夫はそもそも最低最悪だけれど、不倫と知っていてのうのうと交際を続けたあげく、アンヌ=マリーとマルクの一人娘サブリナと仲良くしたり、この世のすっとこどっこいを凝縮したような女なんですよね~。
しかしながら、ただただマルクのことが大好きで、しまいには仕事人としてのアンヌ=マリーを大リスペクトするという、ちょっと憎めないキャラでもあります。
そして、医師として現場に立つクロエは、新型コロナウイルスに感染してしまうんですよね。クロエが感染したことによってあからさまに動揺するマルク(おいおい)、奇策に打って出るアンヌ=マリーなど、物語は大きく動き出します。

マルク・ゴーティエ医師(ガブリエル・サブラン/Gabriel Sabourin)

  • ガブリエル・サブラン
  • カナダ ケベック州
  • 主な出演作品 『アムステルダム』

サン・アンドレ病院の医師、マルク。お騒がせチリ人ならぬ、お騒がせ旦那マルク。

 

エピソードの中盤で判明しますが、元々アンヌ=マリーとも略奪婚だったんですよね~。

研究仲間と交際していたマルクをアンヌ=マリーが略奪、そして今度はアンヌ=マリーがクロエに寝取られ、たぶん、いずれクロエも…。

おばあちゃんになる頃にはアンヌ=マリーとクロエはサレ妻仲間として大親友になっていることでしょう。

 

ローラン・ドゥメール(ギョーム・シール/Guillaume Cyr)

 

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ギョーム・シール扮するローランは公安大臣。未知のウイルスへの対策や研究の進捗などをアンヌ=マリーに逐一報告させたり、広報を雇って記者会見の場を仕切らせたりと超鬱陶しいwww

研究所の長であるアンヌ=マリーはローランの意見に反対をしたり、命令に背いて勝手に行動したりと彼にとっては煙たい存在。ローランはアンヌ=マリーを研究所長から引きずり降ろそうと考えます。

しかし、ローランには誰にも知られたくない秘密が…。

ローランの「パートナー」であるパスカル、2人の子どもの代理母であるフランソワーズ、その息子グザヴィエにも未知のウイルスの猛威が迫り始め、自体は一変します。

    ネッリ・カジュリク(ナンシー・サンダース/Nancy Saunders)

     

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    ナンシー・サンダースはカナダ南部ヌナヴィグのクージュアク出身のイヌイット。学術的なアーティストであり、伝統的なイヌイットアートと現代性を融合させるアート活動をしています。

    演技は本作が初となります。

     

    ネッリ・カジュリクは多剤性結核菌の研究をしている博士課程の大学院生で、偶然の事故からアンヌ=マリーと知り合います。新型コロナウイルスに最初に感染したイヌイットのアラシーはネッリのいとこ。

    ドラッグや生活環境の悪さから死んだと警察に判断されたアラシーですが、そんなアラシーの死に不審な点を感じたネッリは、事故で知り合ったアンヌ=マリーに助けを求めます。

    自身も病原菌の研究をしていて詳しく、イヌイットたちとの通訳もできる彼女をアンヌ=マリーはインターンに抜擢し、未知のウイルスを捜査していきます。

     

    以下に書いていく感想では、過去最大限にバレしまくりますので、まだご視聴されていない方はぜひ観てからまた来てね!

    海外ドラマちゃん
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    海外ドラマ『アウトブレイク-感染拡大-』 感想

    『アウトブレイク-感染拡大-』海外ドラマちゃん的!いま最も観ていただきたい海外ドラマの1つですね。

    イヌイットのルンペンであるアラシーが拾ったフェレットをきっかけに、仲間のイヌイットたちが次々に不審な死を遂げてはじまるストーリー。

    毒舌すぎる猫の赤ちゃん
    若者たちよ、知らないかもしれないけれど「ルンペン」とは浮浪者のことだぞ。

     

    フェレットが不気味な生き物に感じて仕方がない…ごめん。

    でも原因はフェレットではなくて、ずさんな管理下で育てられたフェレット小屋にはびこっていたコウモリなんだけどね…。コウモリからコロナ菌が媒介したのがたまたまフェレットだっただけなのだけれど…。

     

    アンヌ=マリーの未知のウイルスに対する恐れない行動力や冷静な分析力、同じ女でも惚れます。

     

    なのに若いセクシーお姉さんにのぼせちゃう旦那…。

    そしてそんなセクシーお姉さんクロエもアンヌ=マリーの完璧な仕事っぷりに惚れ込んでいくのですよ。まあ、アンヌ=マリーは当然受け入れられないわけだけれど。クロエ自業自得すぎる。

     

    そしてそして、多剤性結核菌の研究をしている博士課程の大学院生ネッリの真実を見極めていく洞察力もこれまた素晴らしくて、アンヌ=マリーとのタッグが無双です。

     

    ノーランが命の選別をしてしまったがために起こる不幸の連鎖や、自分が良ければいい、と考える人たちによる誹謗中傷やいわれのない差別など、死の恐怖と直面することであらわになる人間の醜い心の底が透けて見えるわけだけれども、自分がこの状況に立たされた時に冷静さを保てるかな?と考えたよ。

    次回から1話づつ詳しく追っていきます。

     

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