イギリス一のお裁縫名人を決める大人気の裁縫バトル番組『ソーイング・ビー』の新シリーズ、『ソーイング・ビー2』。
4回戦1作品目のテーマは服の土台作り。
MCやこれまでの『ソーイング・ビー』をまとめているので、こちらの記事もぜひ読んでみてね。
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Contents
ソーイング・ビー2 4回戦1作品目は『コルセット』対決
【10日夜9:00】
新番組 ソーイング・ビー2
(1)「婦人用パンツ対決」英BBCの大人気の裁縫バトル番組「#ソーイング・ビー」。日本語版の第二弾がいよいよスタート!アマチュアいちの裁縫名人の座をかけ、新たなメンバーが次々と課せられる難題に挑む。
[Eテレ]https://t.co/iOizHyEXJj— NHKドキュメンタリー (@nhk_docudocu) September 9, 2020
向かって右端から、前列はポール→アマンダ→クローディア→メイ→ニーラ(3回戦で脱落)→デボラ→アレックス(2回戦で脱落)→アニー(1回戦で脱落)。
向かって右端から、後列は、ローナ→ライアン→パトリック→ニール→マット。
- 放送 NHK Eテレ
毎週木曜 午後9:00~9:30 - 第4回戦 コルセット対決
2020年10月22日(木)午後9:00~ - 【再放送】 NHK Eテレ
毎週水曜 午後0:25~0:55
※放送翌週の水曜昼に再放送があります。 - 第2回 再放送
2020年10月28日(水)午後0時25分~ - 見逃し配信
放送翌日から「U-NEXT NHKオンデマンド」にて見逃し配信の視聴が可能。
第3回戦「ブラウス対決」は11月1日(日)午後23:59まで視聴できます。
MCは『ソーイング・ビー1』に引き続き、司会進行のクローディア・ウィンクルマン、審査員のパトリック・グラント、メイ・マーティンの3人。
『ソーイング・ビー2』新シリーズ第4回戦のテーマは『服の土台作り』。
伝統的な服を作る課題です。
新シリーズの出場者は10人で第4戦までに残ったのは7人、2日間で3着の作品を作ります。そのなかの1つが優秀作品に選ばれ、1人が脱落。
次の課題を終えると、準々決勝に進みます。今回は2人が脱落します。
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第4回 1作品目 『コルセット』対決 順位
1位 ニール
2位 マット
3位 ポール
4位 デボラ
5位 ローナ
6位 ライアン
7位 アマンダ
第4回 1作品目 『コルセット』対決 審査内容 詳細
1位 ニール
ダマスカス柄の濃紅ベルベット生地のコルセット
良かった点
- 全体的に良くフィットしている。
- ボーンを通す穴も平らで美しい。
- 均等に縫えているし前中心の柄も合っている。
- バイアステープのステッチも美しい。
海外ドラマちゃん的!ここに注目。
ニール先生から学ぶ「落ち着くことの重要性」。
たくさんのストロングポイントを持っているニール先生だけれど、あまりやったことのない課題にも落ち着いて対処できるところがやっぱり凄さだと思った。
ニールって、裏地付きの少し硬い生地に途中で生地変更したんだよね。そこでパニったり、えいやってやってしまわないのが勝てる秘訣かもしれない。
正直、技術的にはみんな大差ないだろうから、冷静に判断して的確にこなすってことが大事。
アマンダのハトメの片方の列を全部やってあげたり余裕のニール。
アマンダに「そっち(の列)は任せた!」ってやらされてたけどwそもそも自分のコルセット任せちゃダメでは?www
2位 マット
柔らかい水色の生地、白いバイアステープのコルセット
良かった点
- 曲線がキレイ。
- 左右対称。
- ハトメも上手い。
良くなかった点
- 生地が柔らかくて形が保てていない。
海外ドラマちゃん的!ここに注目。
マットが2位を奪取。
途中で男性陣でハイタッチしたり、なんか調子が上向きな様子でしたよね。
事前になにかいいことでもあったのだろうか…w
今回のハトメなんかは意外と女性陣には難しくて、以前のソーイング・ビーでも道具を使ってボタンを付けるオーバーオールの課題なんかは男性メンバーが女性メンバーの分のボタンもやってあげたりしていたよね。
意外と力仕事が多いのが縫製の工程なのよね。
3位 ポール
淡いグリーンにオレンジの花柄光沢のある生地、オレンジのバイアステープ 濃い緑のひもをつけたコルセット
良かった点
- かたちが綺麗。全体的に曲線のバランスがいい。
- バイアステープは均等。
- ボーン穴均等
良くなかった点
- 後ろの裾がほつれている。
- 後ろのすそにやぶれがある。
海外ドラマちゃん的!ここに注目。
海外ドラマちゃん的1位はポールのコルセット。
このコルセットめっちゃ可愛かった!
ポールってやりすぎちゃうときと派手カワなときとの差が激しすぎるんだけど、今回のは良かったな~。
他にはない配色が素敵だったし、光沢のある生地も良かった。
ラストスパートに向けて、自宅でいっぱいソーイングの技術を練習してきたとコメントをしていたポール。
やっぱり練習すると気持ちにも余裕が生まれるのかしら。
4位 デボラ
水色無地。藍色のバイアステープのコルセット
良かった点
- 前中心の縫い代完璧
良くなかった点
- 全体にシワがある
- 生地が柔らかすぎ。
- ボーンもまとめきれていない
- ボーンを通す穴は1センチより広い。中のボーンが動いてしまう。
5位 ローナ
深紅のベロア生地のコルセット
良かった点
- バイアステープの縫い目に乱れがない。
良くなかった点
- 前中心の柄合わせできていない。
- ところどころ糸くずが出ている。
6位 ライアン
ハッキリした細いストライプ柄にベージュのバイアステープのコルセット
良くなかった点
- 柄合わせが完全に平行になっていない。
- バイアステープのステッチはもっと端ぎりぎりを縫ってやるべき。
7位 アマンダ
ネイビーのベロア生地のコルセット
良かった点
- 縫い代はきちんと縫えている。中のボーンが全く動かない。
良くなかった点
- ハトメがとれている
『コルセット』 課題内容と審査のポイント
勝ち残った7人は新たなテーマに挑戦します。
課題内容
- ボーン入りのコルセットを作ります。
- 布をはぎ合わせて作る、胸まで覆うコルセット。
- 金属製のボーンを入れて、後ろにハトメをつけて、ひもで編み上げること。
- 制限時間は4時間
審査のポイント
- しっかりとして、かつ硬すぎない生地を選ぶこと。
- 土台となるボーンを入れる、縫い代を縫製する技術。
- パーツが多いため、柄物を選ぶなら柄合わせ、特に前中心がぴったりと合うように正確に縫製すること。
- 折り伏せ縫い(片方の縫い代を切り取り、もう片方を折ってステッチをかけ、ボーンを通す道を作る)の縫い代をカーブに沿って正確に縫うこと。
- 左右の身頃を前中心で縫い合わせること。
- 両側にボーンを通すため、縫い代は1センチ開けて縫い合わせること。
『コルセット』 制作工程
- 裁断するパーツは12枚。
- 裁断したら、生地を中表にしてパーツに番号を振り、順番に並べてはぎ合わせます。
- 縫い合わせると立体的な形になります。
- パーツを繋ぎ合わせたら、縫い代を「伏せ縫い」か「折り伏せ縫い」にします。
- 上の端をバイアステープでくるみ、縫い代にボーンを挿入。
- ボーンを1本ずつ対応する穴に入れます。
- ボーンが入った布は縫いにくいので中に入ったボーンをできるだけ端にずらして縫います。
- 下の端もバイアステープでくるみハトメをします。
- 最後にマネキンに着せて紐を通して完成です。
ソーイングの歴史。コルセットからの解放は女性を社会進出へと導いた。
かつて、コルセットは「着るだけで一苦労」というほど、身体を締めあげて装着するものでした。
ビクトリア時代のコルセットは、骨組みにクジラのヒゲやスチールを使っていて曲げようとしてもまったく曲がらないほど硬かったため、それを毎日身に着けていた女性たちは、走ったり、階段の上り下りや、自由に動くことすら難しかったのです。
コルセットを見につけることで、肋骨折れたり息ができなかったりなど体調を崩すなど健康に悪影響が出始めたため、医師のなかには警鐘を鳴らすものもいました。
そんななか、19世紀に発明された自転車の登場で徐々に生活に変化が現れます。
サイクリングが人気となり、多くの女性たちがコルセットつけたまま自転車に乗りました。
十分に呼吸できない状態で長い時間猛スピードで自転車をこいだり、坂を走行したりしたためこれがさらなる健康被害を呼び大きな問題になりました。
1881年、イギリスの進歩的な女性たちが「合理服協会設立」を立ち上げ、健康を損なう衣服に異議を唱え、コルセットの改良に着手しました。
出来上がったのは、簡単に折り曲げられて身体を締め上げる骨組みが入っていない新しいコルセットです。
この新しいコルセットは、女性が家庭から離れ社会から出る助けとなり、公平な社会と快適な普段着を求め歩みだすきっかけとなったのです。
海外ドラマちゃん的。「コルセット」対決 考察まとめ。
怒涛の4回戦始まりましたね~。
今回はちょっと書きたいことがいっぱいあるのだけれど~。
まずさ。
パトリック、突然のスカート姿に目がテン。
これですよ。
コルセットの課題内容を発表した際にちらっとパトリックの全身が映って「え?スカート履いてる?」って思ったら、気になりすぎて全然番組内容が頭に入ってこなかったw
しかも、その後しばらくはパトリックの上半身しか映ってなくて(後でよく見たら若干タータンチェックが見切れてるときもあった)、2作品目のリメイクの課題内容説明で突如パトリックの全身が映るわけですよ。
んで、何の説明もなくシレっとスカート姿(しかも真顔)だから
ええええええええええええ((((;゚Д゚)))セイセイセイセイセイセイ
って、なったよね。
4回戦の3作品目はスコットランドのキルト対決になるようなので、キルトを履いてるのかな?と後々思ったのだけれど、
番組編集の都合なのかわからないが、いきなりすぎて脳みその処理能力がバグりましたね。
さて、話をコルセット対決に戻して…
今回なんと脱落するのは2人。
ソーイング・ビーでは過去に「誰も脱落しなかった」回はあったけれど2人落ちは今回が初じゃないかな?
まず、安パイはニールかな。
今回のコルセットでは「厚みがある裏地付きの生地」を選択して、見事に1位をゲット。ニールは途中で生地を変えたんだよね。それでいて落ち着いて作業できたのが流石。
優勝候補筆頭のニールと、ライバル的存在のローナも大丈夫かと思ったけれどコルセットで5位と大きく後退。
ローナは「しっかりした少し硬さのある生地ね。この生地、椅子に良さそう♪」といいつつ選んだ生地、これは良いチョイスだったのだけれど、ちょっと仕上げがマズかったかな?粗が目立つ作品になっちゃってた。
コルセットとして素敵だったのはポールの作品。
薄い緑にオレンジの花柄、ひもは濃い緑、バイアステープはオレンジとトータルコーディネートが可愛い!
時間がないときでも作品に遊び心を忘れない、それがポール。
マットとデボラは「扱いやすそうな生地」をチョイスして、まさかの生地かぶり。不思議の国のアリスが着ていそうな水色の無地をチョイス。
この二人、「立体的なコスチューム」対決でもクジャクかぶりしていたよね~?
「あっち(デボラ)のチャラチャラしたクジャクには負けないぜ!」と発言するマットを睨んでいたっぽいけれど、あのやり取りは番組側の編集だったのかな?
マットのお調子者テンションに一番ケタケタ笑って楽しそうなのはデボラたん…微笑ましい( ^ω^)
心配なのはライアンとアマンダ。
ライアンは1位を狙ってるって公言したコルセットでまさかの6位。
次のリメイク課題ではメンタルが崩壊して、作業中に泣いてたね~。
海外ドラマちゃん的この世の嫌いなものリストの筆頭に“成人男性の涙”があるのだけれど。
でもライアンはちょっと可哀そうになっちゃったな~。
出場メンバーも「がんばれー」って声をかけていたよね。
張り詰めた気持ち、涙を流すことで肩の力が抜けてライアンが自分が納得のいく作品をつくれるといいな。
もう1人のヤヴァイ人はアマンダ。
アマンダは「完璧に仕上げるためにバイアステープを手作りします」と、かなりの手間をわざわざ背負うという、いったい何の時間なんですか?と言わざるを得ないドMっぷり。
挙句、バイアステープの縫い方が間違っていたのでほどいて縫い直しという予想通りの悪夢展開を迎えました。
アマンダって「いつも余計なことをして時間が足りなくなっちゃう」って自分の弱点を分析していたよね?
それでもあえてやるのは、よほどのドMか自己主張が強すぎる頑固者なのか、その両方か…。
今回は布を組み立てる課題、次回は布をバラバラにする課題、そうみんな大好きリメイク課題だよ。
がっつり考察するのでおたのしみに。
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