韓国のケーブルテレビ局で2020年1月31日~同年3月21日まで放送され韓国内で爆発的大ヒットとなった梨泰院(イテウォン)クラスがネットフリックスで全世界に配信され、話題を呼んでいますね。
この海外ドラマについて本当は書きたくなかったんだけど、やっぱり書きます。
梨泰院クラス|ストーリーと見どころ
梨泰院クラスはソウルの中心に位置する国際色豊かな歓楽街、梨泰院を舞台に繰り広げられる青春×復讐劇。
強大な権力に翻弄される1人の青年が仲間と共に奮闘するドラマで…こういうまとめ方すると“韓国にありがちな王道ドラマ”って感じなんですけれども(否定はできない、間違いなく王道パターンの1つ。だがしかしそこがいい。)、パク・ソジュン演じる主人公が貫く信念やそれぞれに問題を抱える仲間たちと夢を掴んでいくサクセスストーリーは第1話目からその世界観に強く引き込まれていきます。
若者たちの奮闘を描いたドラマなので若い世代を中心に爆発的大ヒットを記録した今作ですが、大人でも十分すぎるくらいに楽しめます。大切な人の死、復讐劇、親子愛、青春の胸キュン恋模様、権力、成り上がり…などなど、あなたとわたし(恒例の読者様巻き込みスタイル)が大好きな要素がたっぷり詰まっています。
そして韓国ドラマって、ホラーはもちろん事故や血などグロテスクな描写がかなりエグくて(だがしかしそこがいい。2回目。)視聴しながら「ウワッ」って言っちゃうんですけれど、そんなリアルな描写が大人でも楽しめるところの1つかもしれないですよね。
当ブログは自称“ネタバレしかしないブログ”なので、ネタバレしたくない方はそっと画面を閉じていただき、視聴後にもう1度お越しください。
梨泰院クラス第1話① あらすじとネタバレ
退屈そうにカウンセリングを受けるチョ・イソ(キム・ダミ)は、生きるのが面倒だ、という。「社長にも話したんです、そうしたら…」彼女の話に振り向くパク・セロイ(パク・ソジュン)。「社長は“そんなに面倒なら―死ねよ”って。それで気づいたの、わたし中二病だなって。」高らかに笑う彼女。仕事に向かう時間だから無責任なカウンセリングはうんざりだ、というイソはあっけに取られるカウンセラーを意に返さず、「お酒を飲みに来て。」と自店の割引券を置いてその場を立ち去る。
15年前。高校生のパク・セロイは“夜間学習をサボったバツ”として水が入ったバケツを持たされていた。担任の高圧的な態度にキレたセロイは、突如バケツに入った水を頭からかぶって反抗する。
“彼はイカレたように見えて実はまっすぐな男だ”。同級生(LABPUM/ソルビン)はそう語る。
駅のホームで物乞いに腕を掴まれるオ・スア(クォン・ナラ)。力強く振り払うと男性は階段に倒れるが、スアは無視して電車へと急ぐ。階段を駆け下りていたセロイは物乞いにぶつかり足を負傷する。スアの元へ詰め寄り「謝って来いよ」と注意するセロイに「自分がいい人みたいでいい気分?イヤな奴。」と言い返される。
韓国内の外食最大手“長家(チャンガ)”で部長に昇進したセロイの父パク・ソンヨル(ソン・ヒョンジュ)が常務のカン・ミンジョン(キム・ヘウン)から祝福を受ける。昇進を機に転居すること、息子のセロイはクォンジン高校に転入することを話すと「会長の息子グンウォンが通っている高校よ。」とミンジョンはいう。
旧知の仲であるミンジョンにセロイの近況を話すソンヨルは、今日は警察官を志すセロイの警察大の受験日で「俺の方が緊張する」と言いながらも顔がほころぶ。一方で浮かない顔のミンジョンは「チャンガはソンヨルが担当する児童福祉施設『ケナリ園』への支援を打ち切ると会長が決めた」と話す。
「高齢者施設を支援したほうが話題性がある」という会長の判断だ。ケナリ園への食事提供はチャンガ1社だけなのに、と戸惑いを隠せないソンヨルに「わたしから会長に話そうか?」というミンジョンだが「俺たちは所詮会社員だ」と悲しげに反対するソンヨルだった。
警察大のグランドで笑みを浮かべるセロイ。手には全種目満点の受験票が…。
ソンヨルとセロイはケナリ園へと向かう。セロイがソンヨルの手伝いをしていると、「おじさん!」と笑顔で駆け寄ってくるスアが…互いに驚く2人だが、スアは「おじさんの息子なら仲良くしたい」と申し出るが「感じの悪い奴だ」とセロイは拒否する。
高校生のセロイ
まずお伝えしたいのは、パク・ソジュンさまのブレザー姿萌え。ということです。こんな31歳いる?
ただちょっと惜しいのが、制服を着崩しているので微妙に制服っぽくないんですよね~。ただのワイシャツとジャケットだ…。ユルく学校のネクタイ装着しておいてほしかったわ。
制服残念過ぎ問題は後々じっくり語るとして(まだ語るヤツw)、高校ではいつも1人で過ごすセロイ。友達はいなくて、学食でもポツン。「でも不思議と孤独感はなかった。」と後に転校直前のセロイに告白して振られるクラスメイトの女子(LABPUM/ソルビン)は語ります。
ソルビンめっちゃ可愛いのに、セロイは全く無関心なんですよね。後々わかることですが、女子が嫌いなわけではなくセロイの真っすぐで自分を誤魔化せない性格からして、“いいな”と思った子にはむしろ積極的なタイプだと思うのでソルビンには全く興味がなかったんですね~。
ラブシーンが得意なパク・ソジュンさまの胸キュンシーンはちゃんとありますので、ご安心くださいw
チョ・イソとは何者なのか?
キム・ダミ扮するチョ・イソはIQ162でソシオパスという風変わりな少女。ソシオパスというのは反社会的な行動をとる精神障害のことです。ちなみにサイコパスは先天的、ソシオパスは後天的なもの、といわれているみたいです。
イソはカウンセラーへの受け答えからしていかにもけだるそうで“あぁこういう尖った青臭さって若者の象徴だよね…”って感じなんですが実はセロイがのちにオープンする(第一話は主に過去の回想です)飲食店の敏腕マネージャーでもあります。
「成功の秘訣はひたすら努力すること。それがかったるい。」「愛とは人間が行える最も愚かなこと」などと尖りまくっているおイソたんですが、同じく“社会性ゼロ”ともっぱら評判のセロイとの出会いで彼女にどんな化学反応が起こるのかが楽しみです。
オ・スアの生い立ち
もう1人のヒロインがクォン・ナラ扮するオ・スアです。まぁ~絵に描いたような美人であります。
女優の水野美紀さまと伊東美咲さまを掛け合わせたような美貌(似てるよね?)と負けん気の強さを兼ね備えた彼女は、幼い頃に母親に捨てられ孤児院で育ちます。チャンガグループから食料支援を打ち切られる『ケナリ園』の孤児ですね。
自尊心が強く、安い同情を嫌悪する彼女は始めこそセロイと衝突するものの、セロイの父ソンヨルを慕っていることもあり、次第にセロイに心を許していきます。
第1話は3回に分けてかきます。1/3のネタバレはここまで。次回は1話の中盤を語ります。