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クリープショートリビア。物語は脚本家スティーブン・キングの息子から始まった。
クリープショーの始まりには面白い設定があります。ここでは映画クリープショーについて話したいと思います。
映画版クリープショーのプロローグで、少年ビリーから始まるストーリー。
このビリー少年が夢中になって読んでいるコミック本こそが「クリープショー」なのです。
父親に悪趣味だと言われ捨てられてしまうクリープショー。ゴミ捨て場に置かれた本が勝手にめくれ、物語が始まっていくという設定です。
なので、映画版もHulu版も冒頭と終わりはコミックのイラスト形式となっているのです。
そしてこのビリー少年を演じているのが、クリープショーの脚本家でホラー小説の巨匠スティーヴン・キングの実の息子ジョー・ヒル。
ちなみにジョー・ヒルも有名な小説家ですが、昔は父スティーブンの息子であることが自分のキャリアの障害になると考えていたため「ヒル」という苗字は学生時代につけたペンネームだそうです。
スティーヴン本人も出演しているエピソードがありますが、それは後のエピソードとともにお話ししたいと思います。
クリープショー 第3話1/2 ハロウィーンの夜 あらすじ
4人の高校生と1人の子どもの5人は自らのことを“ゴールデン・ドラゴンズ”と呼び、ハロウィーンの夜にそれぞれ仮装し集まっていた。
その中の一人、頭から布を被った一番幼いスキーター(アオダン・レーン)だけはハロウィーンに乗り気ではない様子。
兄であるピーター(コナー・クリスティー)は「今年で最後だから」とスキーターを説得する。
5人は住宅街に繰り出す。
1軒目のボドナー(トム・オールソン)はキャンディしかくれない。妙におびえた様子のボドナーの家をあとにする5人。
2軒目はコリンズの家。
妻(ジュリア・デントン)に焼きたてのマフィンを振舞ってもらうが、夫のラルフ(スコット・ダニエル・ジョンソン)はひどく怒った様子で「毎年この時期になると恐怖に怯える」と話す。
5人が立ち去ると泣き出すコリンズ夫婦。
3軒目のハサウェイが最後の家だ。
玄関でノックするも返事はない。
電気もついていないが、玄関ドアのガラスを割りカギを開け、中に侵入する5人。
5人は“エディー(マイケル・メイ)”を探す。
家の中には銃を構えたハサウェイ(エリカ・フレン)がいたが5人を撃つことはできず奥から現れたエディーは外に連れて行かれてしまう。
エディーを木に縛り付ける5人。
足元には木の枝が大量にあった。
エディーは「発起人は自分ではない、遊びのつもりで悪気はない」と話す。
エディーの前に行き、布を外すスキーター。布の下に現れたのはガイコツだった。
~数年前のハロウィーンの夜~
ゴールデン・ドラゴンズの5人は木の上にある小屋“ツリーハウス”で遊んでいた。そこへエディーとその仲間4人が現れツリーハウスに火を放った。
~現在~
エディーの足元の木の枝に火を放つピーター。燃え盛る炎の中で泣き叫ぶエディー。
それを見た4人は、死者の姿になっていた。
復讐を終えた5人は元の仮装姿に戻り、今年ですべての復讐は終わったと話す。
スキーターのかぶった布をエディーが取ると、生前の姿に戻っていた。
5人はそれぞれのお墓に戻るとそのまま消えた。
感想1 ゴールデン・ドラゴンズの復讐劇。
ゴールデン・ドラゴンズの5人はハロウィーンの夜に殺された復讐をするために
毎年ハロウィーンの夜に蘇り、一人ずつに復讐していたようです。
1軒目と2軒目に訪ねたボドナーさんとコリンズさんはピーター達を殺した子ども達の親という事ですね。
1年ごとに自分の子どもを殺しに来るかもしれないという恐怖と、自分の子を殺した亡霊たちが毎年家に来るという恐怖は想像を絶するものでしょう。
作中では3軒しか訪ねてなかったのですが、2軒目のコリンズ家の主が「スミスにギドナーにボドナー去年はウチだ。」と言っていましたし、今年のエディー・ハサウェイで最後という事で、すでに4人には復讐済みなのでしょう。
みなさんくれぐれも遊び半分で人に火をつけるようなことをしてはいけませんよ!w
感想2 ゴールデン・ドラゴンズの想い。
復讐をし終えたら成仏すると5人は決めてたようですが、それぞれ胸に秘めた想いは違うようです。
スキーターがハロウィーンの集まりを拒んでいたのは、復讐をするのが嫌というより
あの事件を思い出す事で、両親を思い出して会いたくなる事と、復讐を終えてピーターに会えなくなるのが嫌だったのでは?と思います。
また唯一の女子ジルはピーターに恋をしており、年に一度ピーターに会えるのを楽しみにしてる様子。
まるで殺人鬼版「織姫と彦星」ですw
残るビンキーとボビーには特にエピソードはないので無理やりハロウィーンっぽい悪魔とガイコツの仮装でキャラ付けしてる感は否めないですね。
言ったらみんなガイコツだけどねw
ガイコツがガイコツの仮装ってなによw
クリープショー3話1/2「ハロウィーンの夜」まとめ
クリープショーは、こどもが出てくるエピソードが多いホラーですね。
子どもたちの想いや、彼らが何かを守ろうとする姿は観ていて胸が痛むシーンもあり、ホラーなのに泣けるという展開になりました。
さて、つぎはクリープショー第3話の2本目のエピソード「スーツケースの男」を紹介します!
クリープショー DVDやグッズもあるよ。
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\メイキング映像もいっぱい/