アカデミー賞主演男優賞ノミネート俳優を紹介してくよ!
第一弾は当ブログでもしょっちゅう熱く語っているこの人、スティーヴン・ユァン。
スティーヴン・ユァン、なんか聞いたことあるな?と思う方も多いはず!
「ウォーキング・デッドのグレン!」「ミナリの人」。
スティーヴン・ユァンの作品を見ると、もれなく沼へ入ってしまいます。
この度、映画『ミナリ』が第93回米アカデミー賞で、アジア系アメリカ人の俳優として初めて、主演男優賞にノミネートされたのです!
スティーヴン・ユァンのプロフィールや『ミナリ』の撮影秘話、過去の代表作、奥さんのことを紹介していきます。
Contents
スティーヴン・ユァンのプロフィール
スティーヴン・ユァンは、韓国ソウル市で生まれ、アメリカで育った韓国系アメリカ人。
演技には大学生の時に関心を持ち、劇団入団する。卒業後はシカゴに移り住み、即興劇であるコメディ・グループに参加したり、多くのハリウッドスターを輩出している『セカンド・シティ』に所属していた。
その後ロサンゼルスに移り、さまざまな作品に出演していった。
日本中がスティーヴン・ユァンを知るきっかけになったのは、大ヒットテレビシリーズ『ウォーキング・デッド』のグレン・リー役ですよね!
ウォーキング・デッドでは、元ピザの配達人とは思えないほどの戦闘力と行動力、頭の回転の速さとチャーミングな笑顔で、日本人はもちろん、世界中にグレンファンを獲得。
グレンが死んだシーズンは未だに観られない…というウォーキング・デッドファンもいるのだとか。
日本の作家・村上春樹の小説を映画化した『バーニング劇場版』で演技を高く評価され、“全米映画批評家協会賞”や“ロサンゼルス映画批評家協会賞”で助演男優賞に選ばれました。
スティーヴン・ユァンの名をさらに轟かせたのは、映画『ミナリ』が米アカデミー主演男優賞にノミネートされたこと。作品賞も含む6部門でノミネートされています。
スティーヴン・ユァン主演男優賞ノミネート作品『ミナリ』 あらすじ
1980年代、農業で成功することを夢みる韓国系移民のジェイコブは、アメリカはアーカンソー州の高原に、家族と共に引っ越してきた。
荒れた土地とボロボロのトレーラーハウスを見た妻のモニカは、いつまでも心は少年の夫の冒険に危険な匂いを感じるが、しっかり者の長女アンと好奇心旺盛な弟のデビッドは、新しい土地に希望を見つけていく。
まもなく毒舌で破天荒な祖母も加わり、デビッドと一風変わった絆を結ぶ。
だが、水が干上がり、作物は売れず、追い詰められた一家に、思いもしない事態が立ち上がる──。
韓国系移民一家がアメリカ南部でひたむきに生きる様子が描かれている。農業で成功を目指す一家は奮闘をするが、さまざまな困難に見舞われ、追い詰められてしまう・・・。
【映画パンフレット】ミナリ MINARI 監督 リー・アイザック・チョン 出演 スティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、ユン・ヨジョン
映画タイトル「ミナリ」の意味は?
タイトル『ミナリ』は香味野菜の“セリ”。セリはたくましく根を張り、2度目の旬が美味しいことから、子供のために親が懸命に生きるという意味が込められている。
『ミナリ』の監督・脚本を手掛けた韓国系アメリカ人であるリー・アイザック・チョンは、アメリカの農場で育った。そのため、自らが体験してきたことを基に自伝物語として、リアルな移民一家についての作品となった。
主演男優賞にノミネートされた際のスティーヴン・ユァンのコメントや撮影裏話!
米アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされたことによって、多くのインタビューを受けています。
その中で、ノミネートされたときのスティーヴン・ユァンのコメントや撮影裏話を紹介していきます。
ノミネートを知っても即寝のスティーヴン・ユァンに何事にも動じない性格を垣間見る。
また、スティーヴン・ユァンは作品に対してこのようにコメントをしています。
4歳の時に韓国からアメリカに移り住んだスティーヴン・ユァン。
韓国とアメリカの両方の文化に溶け込んでいると同時に、両方の文化からよそ者となり、孤立がとても深かったそう。
自身の体験や環境が、今回の映画「ミナリ」のジェイコブ役にマッチしていたみたいですね!
「ミナリ」撮影裏話。リー監督との関係性が意外!
監督リー・アイザック・チョンは、スティーヴン・ユァンのいとこ!
正確には奥さんの従兄弟のようで、面識は1回ほどだそう。
「ミナリ」出演オファーがきた際に、事務所から「あなたのいとこが監督を務める作品ですよ」と言われたスティーヴン・ユァンは「ちょっと待って、いとこって誰のこと?」ととても驚いたようですね(笑)
監督リー・アイザック・チョンはきっちり演技構成を固める方ではないようで、ミナリの撮影ではアドリブが多様されているみたい!
「ミナリ」で使われているアドリブはこのシーン!
アドリブ1
スティーヴン・ユァンが演じる主人公ジェイコブが妻モニカ(ハンナ・イェリ)と口論するシーン。口論するところまでが台本に描かれていたが、監督はそのままカメラを回し続け、ジェイコブが家を出て行くところまでカメラに押さえたそう。
アドリブ2
ある日の夕日があまりにも綺麗だったため、予定にはない撮影後にジェイコブの喫煙シーンを急遽撮影し、作品に使われた。
監督と主演の撮影秘話や関係性が垣間見られるエピソードを聞くと、より一層作品が見たくなるものですね!
\ミナリost/
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スティーヴン・ユァン出演映画&ドラマまとめ
『ウォーキング・デッド』のグレン・リー役のスマッシュヒットにより、世界中に大量のファンを獲得したスティーヴン・ユァン。その人気を皮切りに、それ以後はコンスタントにメジャーな作品に出ています。
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ドラマ『ウォーキング・デッド』2010-2016
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スティーヴン・ユァンを一躍有名にした作品はこれ!
一度は聞いたことがある作品『ウォーキング・デッド』。日本でも絶大なる人気を集めましたね。
昏睡状態から目覚めた保安官のリックが目にしたのは、ウォーカー=ゾンビに支配され、変わり果てた世界の姿だった。妻と息子が生き残っていることを信じ、避難所へと向かう彼は、そこで出会った生存者たちと共に安住の地を求め、危険な旅へと歩を進めていく。
社会現象を巻き起こした「ウォーカー」と呼ばれるゾンビと人類の戦いを描いたドラマで、単なるゾンビvs人間といった内容だけではなく、人間vs人間の戦いも繰り広げられる壮大なストーリー。
安全性の高い地域や限られた物資の取り合いで、どうしても人間同士が争う。絆や裏切りが描かれていて、ゾンビよりも生きている人間の方が恐ろしいと言う声が・・・。
さらに、『ウォーキング・デッド』は映画のような見応えで、長いシーズンでも中だるみしない!ハリウッド豪華制作陣が作り上げている。
どうしてもメインキャストと脇役のキャストで、ゾンビ映画のような作品は、生き残るかだいたい予想出来てしまうのが大体・・・。ドラマや映画ファンは見定められてしまう。
『ウォーキング・デッド』は主要キャストもどんどん殺されていくところも目が離せず、ハマっていく中毒性の高いドラマとなっています。
スティーヴン・ユァン演じるグレン・リーは、主人公リック(アンドリュー・リンカーン)のマブダチポジションでドラマの初期シーズンからウォーキング・デッド人気を押し上げた強力なキャラクターの1人として大活躍。
初期の頃は命知らずの若い兄ちゃんだったグレンですが、ドラマが進むにつれて仲間の中枢人物になっていき、伴侶マギーと出会ってさらにたくましい男性に成長していく様子を、スティーヴン・ユァンが丁寧に描きました。
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共に成長してきた心優しい巨大生物と一人の少女。田舎で平和に暮らしていた彼らが、現代社会の科学倫理と動物愛護主義、企業欲の醜い争いの渦に巻き込まれていく。
『パラサイト 半地下の家族』で世界に名が知られた映画監督ポン・ジュノと、ブラット・ピットの映画製作会社プランBとタッグを組んだ、韓国とアメリカの合作映画。
今作品で監督ポン・ジュノは、日本の監督である宮崎駿監督や押井守監督の作品からインスピレーションを受けたシーンが多いと話しています。
3ヶ国で5ヶ月にわたり撮影されたこの作品の主演には“天才子役”として有名なアン・ソヒョンが抜擢。スティーヴン・ユァンは、動物愛護団体ALFの通訳者として出演しています。
映画『Z Inc. ゼット・インク』2017
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弁護士のデレクは同僚のミスをなすり付けられくびを宣告される。デレクが帰ろうとすると、狂暴化ウイルスが社内で発生しビルが封鎖される。自分をくびにした社長への不満を爆発させたデレクは、狂暴化した感染者であふれるビルの最上階にある社長室を目指す。
感染すると本能がむき出しに狂暴化してしまう、というウイルスが世界中で発生。
主演のスティーヴン・ユァンは主人公のデレクを演じ、クビを通達した社長がいる最上階を目指す。ジャンルはサバイバル映画ですかね。
ハリウッド映画の主演を同じアジア人が務めているということで、スティーヴン・ユァンの世界的な人気の高さを感じる作品となっています。
映画『バーニング 劇場版』2018
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「バーニング劇場版」は韓国の映画ですが、原作は日本の作家・村上春樹の小説『納屋を焼く』が基となっています。
監督のイ・チャンドンが原作を独自に解釈し、ミステリードラマを制作したのが本作。
フリーターのジョンスは幼馴染みのヘミと偶然再会し、互いのことを語りあう。そして、彼女はジョンスに猫の世話を頼んでアフリカ旅行へと出かけていく。それから半月後、ヘミはナイロビ空港で出会った青年・ベンと共に帰国。以来、3人は仲を深めていくが…。
スティーヴン・ユァンは、アフリカでヘミと出会った青年・ベンを演じている。
この作品は、海外で大きな反響を起こした。
- 第71回カンヌ国際映画祭 国際批評家連盟賞とバルカン賞
- LA映画批評家協会賞 最優秀外国語映画賞
- トロント映画批評家協会賞 最優秀外国語映画賞
- 米国放送映画批評家協会「2019クリティクス・チョイス・アワード」 外国語映画賞
- 第91回アカデミー賞 外国語映画賞
このうち、スティーヴン・ユァンが受賞したのは
- LA映画批評家協会賞 助演男優賞
- 全米映画批評家協会賞 助演男優賞
ハリウッドで活躍している俳優だけれど韓国映画にも参加していて、両国から評価を受けているスティーヴン・ユァン。
かつては「米韓両方からの孤立を感じる」とコメントをしたこともあったスティーヴンですが、今では両国にとって欠かせない存在の俳優に成長しています。
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スティーヴン・ユァンの最新作は2021年に公開予定の『The Humans』
スティーヴン・ユァン次回の出演作は今年2021年に公開予定の映画。
今作は、アメリカのエンターテイメントA24が制作したそうです。
この作品が日本でどんな邦題がつけられて来日するかも楽しみですね。
アカデミー賞主演男優賞ノミネート スティーヴン・ユァン出演作まとめ
今回はスティーヴン・ユァンについて、プロフィールやアカデミー賞ノミネートコメント、主演・出演ドラマ/映画についてなど盛りだくさんでまとめてみました。
出演作の中で特におススメなのが『バーニング劇場版』ですね。スティーヴン・ユァン演じる謎の男ベンのゾワゾワする不思議な魅力に憑りつかれます。サスペンス好きはぜひ。
ドラマでは「ウォーキング・デッド」以外にも「ビッグバンセオリー」シーズン3第22話にチョイ役で出ているんですよね~。
シェルドンの一時的なルームメイト役でセリフはわずか2行でしたが、ファンにとっては嬉しい限り。
スティーヴン・ユァン、アジアンアメリカン初のアカデミー賞主演男優賞受賞なるか?!
今後はますますスティーヴンの作品をお目にかかれそうで楽しみですね!
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