ネットフリックスで配信中の『ロック＆キー』は2020年2月7日にNetflixで公開されたファンタジードラマシリーズ。
第２の『ストレンジャーシングス』と言われている話題作で、あのスティーヴン・スピルバーグも映像化を希望したという名作です。
シーズン2は2021年10月にネットフリックスで配信予定で、シーズン3の制作も決定されています。
Contents
「ロック＆キー」前回のあらすじ
ニーナ（ダービー・スタンチフィールド）とエリー（シェリー・サム）の関係が修復され、エリーの家に遊びに行くボード（ジャクソン・ロバート・スコット）。
そこには、エリーのかつての恋人ルーカス（フェリックス・マラード）にそっくりな男が滞在していた。
キンジー（エミリア・ジョーンズ）とタイラー（コナー・ジェサップ）はは洞窟に向かい、鍵の番人の存在を知る。
その中で生存しているエリン（ジョイ・タナー）が狙われると考えたキンジーは彼女を訪ねるが、既にドッジ（ライズラ・デ・オリヴェイラ）は頭鍵を用いΩ鍵の在処を特定していた。
同時に、エリンからドッジはルーカスと同一人物だと知らされる。
お酒を飲むことで魔法を覚えていられるようになったニーナ。
発見した“物を直す棚”にレンデルの骨壷を入れるが失敗して叩き割ってしまう。その後始末をしていたタイラーは、骨の中からΩ鍵を発見したのだった。
ロック＆キー第9話「こだま」あらすじ
3ヶ月前、ルーカスがエリーを訪ねてきた。
ルーカスの中身は生前の彼ではなく悪霊（ドッジ）で、エリーはルーファスを守るため仕方なく彼に協力していた。
キーハウスに忍び込んで影の冠を盗んだり、ジョー（スティーヴン・ウィリアムズ）を殺害した犯人がルーカスだと黙っていたりしたのも脅されていたからだった。
ボードはタイラーとキンジーに対して共闘を申し出る。そこで見せられたダンカンの記憶に出てくる男が、エリーの家にいた男と同じだと気づく。
ルーカスの言いなりになることに嫌気が差したエリー。ルーファス（コビー・バード）に説得され、戦うことを決意した。エリーは頭鍵を使ってロック家の兄弟に真実を伝える。
卒業式の夜、レンデルたちは洞窟にある扉の元へ向かい、鍵を開けた。すると中から光の銃弾のようなものが飛んできてルーカスに当たってしまった。
深夜、ルーカスの様子がおかしくなり、鍵を求めて暴れ回り友人の2人を殺害。
それを止めるためレンデルがルーカスを殺害したのだという。
レンデルたちは友人たちが溺れ死んだことにして、鍵を二度と使わないよう誓いを立てて持つことにした。
その内エリーは変身鍵とこだま鍵を任される。こだま鍵は人を呼び戻せる鍵。
エリーは孤独に耐えられず、こだま鍵を使ってルーカスを呼び戻した。しかし、呼び戻されたのはルーカスではなく、ルーカスに取り憑いた悪霊だったのだ。
エリーたちが戻ってくると、ボードは影の冠の鍵を探し当てていた。
この鍵を用いて影を操ればドッジを井戸に閉じ込めることも可能だという。冠を取りに行くため、帰宅するエリーとルーファス。
しかしルーカスに嘘がバレてルーファスが傷を負い、更には影の冠の鍵まで奪われてしまったのだった。
感想レビュー1 エリーの苦悩。かつての恋人は別人と化していた。
突然、ルーカスがエリーの元を訪ねてきた。
それ以来、ルーファスを人質に取られ脅され命令される日々が続く。口封じのためにジョーを殺害したルーカスを止められず、泣き崩れるエリー。
ルーカスはエリーのかつての恋人。ニーナにも以前話していたように、エリー自身彼のことが忘れられずにいたようです。
“本当のルーカスは優しくて”とエリーが言うように、今のルーカスは外側だけのもの。
最愛の人（の顔をした何か）が自分や周囲の人を苦しめ、害をなし、自分もそれに加担させられている。エリーの苦悩は相当なものだったでしょう。
彼との思い出が汚されていくような気持ちになったかもしれません。
ただ、原因はほぼエリーにあるのでなんとも言えない…。庇おうにもこの事実が邪魔をします。
感想レビュー2 「子ども扱いしないで！」団結するロック兄弟。
ボードに対し、何かを隠し続けるタイラーとキンジー。
その態度に、ボードは「守ってるつもりだろうけど、もうやめて！」と声を荒げる。
ボードの決意を感じた2人は、レンデルが友人を殴り殺す記憶をボードに見せた。気遣う2人。
しかしボードはルーカスに着目し、エリーの家にいた男だと話したのだった。
暫くタイラーとキンジー主導になっていた謎解きですが、ここにきてようやくボードも参入。
兄弟たちが団結して戦う体制が整いました。
それにしても、ボードは幼いのに気丈で冷静ですよね…。
今回もボードによって一歩進展したわけなので、タイラーとキンジーはボードを認めてあげてほしいところ。
あれだけ歳が離れていると、心配する気持ちも良くわかりますけどね。
感想レビュー3 明かされた壮絶な過去。誓いを立てる鍵の番人たち。
Ω鍵の扉を開けたことで3人の友人を失ったレンデルたち。
自分たちを“鍵の番人”と称し、二度と鍵を使わないように誓いを立てる。
レンデルはΩ鍵とどこでも鍵、エリンは頭鍵、マークはマッチ棒鍵（炎鍵）、エリーは変身鍵とこだま鍵をそれぞれ持ち、残りはマークが家のどこかに隠したのだった。
マークというと、この物語の冒頭で炎鍵を使って自殺した男性です。
彼こそ、鍵の番人たる使命を全うした人物だと言えますね。
この話で疑問だったのが、エリンが持っていたはずの頭鍵がキーハウスから発見されたのはなぜ？ということ。もしかしたら私が見逃していたのでしょうか…。
もう一つ、なぜエリーにこだま鍵を預けてしまったんだレンデルよ…。
ルーカスがおかしくなり、亡くなって1番気に病んでいるのはエリーだということは簡単に想像できたことでしょう。
それこそマークにでも預けた方が良かったのでは？と思ってしまいますね。
ロック＆キー第9話「こだま」まとめ
ロック＆キー、第9話では遂に！事故の真相が語られました。ここまで長かったですね…。
ところどころ辻褄が合わず？な部分もあるのですが、3人が亡くなったのはそういうことだったのね、とすっきりしました。
レンデルが家族の誰にも魔法の鍵のことを話さなかった理由にも納得です。使う気がないのですから。
一つ、ツッコむとしたら、エリーはどうして影の冠の鍵を持って帰宅したのか…ということ。
鍵持っていったらルーカス（ドッジ）に奪われる未来が予想できたでしょうに。
そこはハラハラさせるための物語的ご都合主義なのかもしれませんが、ちょっと腑に落ちていない私がいます。笑
そしていよいよ次回は最終回！
Ω鍵はまだボードたちの手元にありますから、これを利用してドッジと戦うのでしょうか？
ドッジ×影の組み合わせは最強過ぎる気がしますが、どうやって立ち向かうか見ものですね。
