今話題沸騰中のネットフリックスオリジナルドラマ、「クイーンズ・ギャンビット」。あのオバマさんも今年観たお気に入りとして挙げているようです!
オバマの2020年ベスト映画&ドラマが出ていた。映画は日本未公開も多いが、やはり『ノマドランド』期待大だし、『バクラウ』も近日中に観るので楽しみ。ドラマは「『ベターコールソウル』も『ザ・ボーイズ』も『クイーンズギャンビット』も『グッドプレイス』もマジ面白いよね…」とお喋りしたくなる。 https://t.co/l8DXS0Zetr
— ぬまがさワタリ (@numagasa) December 21, 2020
そんなクイーンズ・ギャンビットの第3話ネタバレ感想をお届けします!
\原作やkindle版もあるよ。/
Contents
クイーンズ・ギャンビット 第2話では…
養子になったエリザベス・ハーモン(アニャ・テイラー=ジョイ)。
養母アルマ(マリエル・ヘラ―)は身体が弱く、緑の精神安定剤を服用していた。
一方、ベスは、学校でグランドマスターの存在を知り、チェスへの想いを募らせる。
初出場の大会では、強敵タウンズ(ジェイコブ・フォーチューン=ロイド)を下し、決勝へと駒を進めるベス。
大会の最中、ベスは養父オールストン(パトリック・ケネディ)が勾留された知らせを受ける。
薬に頼りながらも、ベルティック(ハリー・メリング)に勝利し、初優勝を果たしたのだった。
クイーンズ・ギャンビット 第3話 あらすじ
1963年、チェス大会に出るため、ベスはアルマとシンシナティのホテルに来ていた。
ベスは、取り巻きに囲まれながらチェスの戦法について話しているカウボーイハットの男を見かける。
男の実力を感じ取ったベスは、男も大会に出るのか尋ねるが、男は友達に会いに来ただけだと言ってその場から去ってしまった。
レストランでの食事中に、マットとマイク(マシュー・デニス・ルイスとラッセル・デニス・ルイス)から、国際タイトル保持者のベニー・ワッツ(トーマス・ブロディ=サングスター)の名前を耳にする。
シンシナティ大会では、ベスが優勝。手に入れた賞金から、手数料として10%くれないか、というアルマに対して、15%にしよう、とベスは提案する。
取材を受けるようになったベスだが、記事では、ベスが女性プレイヤーであることしか書かれておらず、不満を募らせる。
記事を読んでくれたアルマは咳込んでおり、お酒のせいではないかとベスは心配するのだった。
1966年、ベスは、ラスベガスでタウンズと再会した。記者をしており、ベスのことを部屋で取材したいと言うタウンズ。
取材の最中、2人は良い雰囲気になるが、現れた同室の男に邪魔されてしまう。彼らの関係を察し、ベスは失恋を酒で癒す。
カウボーイハットの男・ベニーと再会するベス。ベスは、ベルティックとの対局での手落ちを指摘され、ショックを受ける。
ベニーとの決勝、ベスはドローでも優勝することができたが、勝利を狙っていた。勝負はベスの狙い通りに進んでいると思われたが、気付けばベニーの掌の上。
苦しい精神状態の中、投了しなさい、と言ったシャイベルの姿が思い浮かび、ベスは負けを認める。
ベスを慰めるアルマ。苛立っていたベスは、アルマに酷い言葉を浴びせてしまう。
会場からの帰り際にタウンズが声をかけてくるが、挨拶程度に車に乗り込むベス。その車内で、ベスはアルマの手をそっと握ったのだった。
感想レビュー1 義母アルマとの不思議な関係。ベスは度々アルコールを口にするようになっていく。
ベスと一緒になって嘘をつき、大会に同伴するアルマ。
もちろん、賞金のためというのもあるのでしょうが、なかなか憎めない存在です。
母親、というよりはパートナーや友達と言った方がしっくりくるかもしれません。
アルコールを常飲するようになっていたアルマは、大会へ向かう飛行機でベスにも酒を勧める。
常にお酒を飲んでいるイメージがあるアルマ。恐らくアルコール依存症なのではないかと思うのですが、未成年であるベスにもお酒を勧めてきます。
今回の話では、薬を飲むシーンは1度しかなかったのですが、その代わりに事あるごとにお酒を飲むベスが描かれていました。
これも今後のチェス人生に影響してきそうですね。
感想レビュー2 タウンズとの再会。あえなく失恋してしまうベス。
部屋で取材をしたいと言われ、タウンズを意識するベス。
取材の途中、至近距離で見つめ合い、触れ合いそうになる2人。
そこへ、同室のロジャーがやって来た。
前回、決勝の相手でもないのにやたらベスとの絡みがあったタウンズ。ここで再会することになりました。
部屋で、と聞いた瞬間にこれは来たか!!?と思ったんですが…。一瞬でベスの恋は終わってしまいましたね。
多分これ、タウンズは同性愛者だという示唆なのではないかと思います。それを悟ったベスは、自分の恋が一生叶わないことを知り、ヤケ酒に走ったのでしょう。
タウンズとの恋愛は終わってしまいましたが、友人として接する機会はあるのでしょうか?
個人的にはベスを理解してくれる貴重な1人なので、また出番があると嬉しいです。
感想レビュー3 国際タイトル保持者、ベニー・ワッツとの決勝戦。ベスは初めての敗北を味わう。
今まで自分の腕を信じ、迷うことなく戦ってきたベス。そんなベスが初めて自分のチェスに対して自信をなくしたシーンでした。
この動揺が、ドローではなく勝ちたいという気持ちに繋がり、その気持ちが強すぎるせいでベニーに敗北してしまったのでしょう。
「でも勝ちたかった。思い知らせたかった。」そうアルマに対して吐き出すベス。
アルマがベスを慰めてくれるが、ベスは、「チェスのこと分からないくせに」「(敗者の気持ちなら分かる、と言ったアルマに対して)そうでしょうね」と、辛辣な言葉を投げかけた。
ベスにとって、公式試合で初めて味わった敗北。その気持ちがよく伝わってくる描写です。
しかし、ベスもアルマに言い過ぎたと思ったのでしょう、翌日には何も言わず手を握る場面が映し出されます。
冒頭での実母のシーンでも分かるように、ベスの心の中では実母の自殺が暗く影を落としています。
そのことも相まって、ベスとアルマがようやく家族になったようで、いっそう嬉しく感じました。
ベニー・ワッツ役トーマス・ブロディ=サングスターは『ゲーム・オブ・スローンズ』のジョジェン。
海外ドラマ・ダークファンタジージャンル界で最新の超大作の1つである『ゲーム・オブ・スローンズ』。
“ゲースロロス”なる言葉が流行するなど、話題になりましたよね。
『クイーンズ・ギャンビット』でベスにとって初めてにして最大のライバルとなるベニー・ワッツを演じているのは『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン3&4で、ブラン・スタークが旅し、生き延びるのを助けたキャラクターの一人、ジョジェン・リード役がこのベニーなのです。
あの頃は少年だったジョジェンは今や30歳。同一人物とは思えないクールな役柄を演じているのでぜひ観てみてくださいね。
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クイーンズ・ギャンビット 第3話 まとめ
今回は、ベスが男性社会で活躍する様子や義母との絆、失恋、初めての敗北など見どころが盛り沢山でしたね。
タウンズと恋愛関係になってくれることを期待したのですが、今回の話を見るとそれはなさそうです…。彼と、友人としての関係は続くのでしょうか?
最後に敗北したベニーに、今後リベンジする機会があるのかも注目していきたいです。
少しだけソ連の話も出てきたので、世界進出する展開もありそうですね。
同じ女性として、男性社会で活躍するベスの姿は勇気づけられるものがあります。
心配なのは、アルマの体調が相変わらず優れないことや、ベスが薬だけでなくお酒にも依存し始めたこと。
ベスの輝かしい活躍は今後も続くのか、次話の展開も見逃せませんね!