『メイドの手帖』は、2021年10月に公開されたNetflix独占配信中のリミテッドシリーズ。
同シリーズ史上最も成功したと言われる『クイーンズ・ギャンビット』を上回る初月ビューポイントを獲得したことで話題を呼んでいます。
\クイーンズ・ギャンビット第1話感想はこちらから/
今回はそんな大注目ドラマ『メイドの手帖』第8話の感想レビューをお届けします!
\メイドの手帖第7話感想はこちらから/
Contents
メイドの手帖 前回のあらすじ
アレックス(マーガレット・クアリー)は、ポーラ(アンディ・マクダウェル)の持ち家をバジルから取り戻そうと奔走するも難航する。
そんな中、ショーン(ニック・ロビンソン)がネイト(レイモンド・アブラック)の家までアレックスを訪ねてきた。
彼によると、ポーラの持ち家が債務不履行になっているという。
元凶のバジル(トビー・レビンス)を見つけたものの、彼が受け取った家賃を借金返済に使ってしまったことが発覚する。
気落ちしたポーラは、アレックスたちの目を盗み1人で自分の持ち家へと向かう。
アレックスたちが着いた時には、窓を手で叩き割り泣き叫んでいたポーラ。
ポーラは出血のせいで入院することになったが、アレックスは母の衝撃的な行動を受け入れられない。
心が弱っていたアレックスは、優しく慰めてくれるショーンの手を取ってしまったのだった。
メイドの手帖第8話「クマ狩り」あらすじ
昨晩起きたことをネイトに話すアレックス。ショーンと寝たことも正直に告げると、「車はあげるが、ここを出て行ってくれ」と言われそのままショーンと共に暮らすこととなった。
一方、ポーラの元には指定危機対応員が訪れていた。
施設への強制収容かアレックスが身元保証人となるかを提示されるが、アレックスはポーラを強制収容させることを選ぶ。
アレックスなりにポーラに尽くそうとするが、ポーラはアレックスに心を閉ざしてしまった。
その上、彼女はバジルを身元保証人として施設を出て行ってしまう。
仕事では、レジナ(アニカ・ノニ・ローズ)の要望で掃除以外に彼女の子どもの世話も受け持つことに。
しかし、以前会社の顧客を横取りしたことがバレてバリューロクメイドをクビになってしまう。
自分で顧客を見つけようとするが上手くいかないアレックス。
保育園代もロクに支払えず諦めかけていた時、レジナから直接連絡を貰い、好条件で雇ってもらえることとなる。
ショーンはというと、アレックスが戻ってきてから心を入れ替え新しい仕事に励んでいた。
断酒するようになり、ハンク(ビリー・バーク)を追い返して欲しいというアレックスの要望にも応えてくれるショーン。
しかし、アレックスが再申請していた大学の奨学金が認められたことを告げると態度が一変する。
ぎくしゃくしたまま一晩を明かすと、アレックスの車がなくなっていた。
車をショーンがネイトに返却したことを知り、家を出る手段をなくしたアレックスは絶望に打ちひしがれるのだった。
感想レビュー1 届かないポーラへの思い。
母に対する恐怖感と介護の疲れから、ポーラの身元保証人になることを諦めたアレックス。
ポーラの面会に向かうと、彼女は「早くここから連れ出してちょうだい!」とアレックスに懇願する。
しかし、アレックスにその気がないことを知ると、ポーラは一転、アレックスを罵り追い出してしまう。
今までのアレックスなら、ポーラの身元保証人になってしまっていたのでは、と思います。
アレックスは自分一人で抱え込みがちなので、この点では一歩前進かな?と。
ただ、アレックスの母を心配する気持ちは届かなかったようです。
最終的にポーラはアレックスに黙って施設を出て行ってしまいます。
だからといって、アレックスには自分の行動を悔いることなく前を向いて欲しいですね…。
感想レビュー2 自分の人生を諦めない!アレックスの行動力。
以前、大学からの奨学金を受けていたことを思い出したアレックス。大学に問い合わせると、再申請すれば奨学金を今期分として検討できるという。
作品の提出を求められたアレックスは、今まで書き留めていた“メイドの告白”を大学に提出することに。
子育てに仕事、介護と多忙な中書くことを辞めなかったアレックスの努力が報われる時が来ました。
こんな風に、常に崖っぷちに立たされながらも前に進もうとするアレックスだからこそ、見ていて応援したくなるのでしょう。
彼女を見ていると、励まされると同時に自分が恥ずかしくなってきますね…。
しかし、後半のショーンの行動により大学に通うのは難しくなってしまいました。
アレックス、どうか諦めないで…と願わずにはいられません。
感想レビュー3 変わろうとするショーン。しかし最後には…
アレックスが戻ってきたことに喜び、変わろうとするショーン。断酒しながらバーの仕事をするのは辛いため、大工の仕事を紹介してもらったという。
また、ハンクを嫌がるアレックスの気持ちを汲み、家に来たハンクを追い返してくれた。
一方で、アレックスが大学の奨学金が受けられることを報告すると、「俺の娘を黙って連れて行く気か?」「一緒に家族を築いてると思ってた、最悪だ!」と友人たちの前にもかかわらず激怒し、怒鳴り散らすのだった。
やっぱり、人はそう簡単に変わりません。変わろうと努力していたのは分かりますが、結局は元のDV夫に逆戻りでしたね…。
「一時的に泊まっているだけ」と言いながらも、大学のことを正直に報告したアレックス。そのことから考えると、彼女も“ショーンは変わったのかも”と思っていたのではないでしょうか?
一瞬でショーンの態度が激変したシーンは、画面越しでも恐怖を感じました。
メイドの手帖第8話「クマ狩り」まとめ
メイドの手帖、第8話では変わろうとするショーンと苦難に見舞われるアレックスが描かれました。
やっぱりこうなってしまったか…とやりきれない気持ちでいっぱいです。
一度好きになった人だからこそ、信じたくなってしまう。
DV被害者が出戻りしてしまう理由が理解できた気がします。
今回はアレックスにとって様々な出来事がありましたが、これまで支えてきたポーラがいなくなってしまったのは精神的に辛いものがありましたね…。
一方で、レジナや大学にアレックスの能力が認められ、希望も持てる内容でした。
さて、移動手段を奪われてしまったアレックス。なんとかショーンから逃げて欲しいところですが…9話ではどのような展開になるのでしょうか?