『メイドの手帖』は、2021年10月に公開されたNetflix独占配信中のリミテッドシリーズ。
同シリーズ史上最も成功したと言われる『クイーンズ・ギャンビット』を上回る初月ビューポイントを獲得したことで話題を呼んでいます。
\クイーンズ・ギャンビット第1話感想はこちらから/
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『メイドの手帖』は実話?原作はある?
貧困と孤独の中で必死に生き抜くシングルマザーを描いた『メイドの手帖』。
一話一話があまりにリアルに描かれ、実話なのでは?と感じた方も多いと思います。
原作はステファニー・ランド著の『メイドの手帖 最低賃金でトイレを掃除し「書くこと」で自らを救ったシングルマザーの物語』。
シングルマザーの著者が貧困と偏見と重労働の中で自らの解放を叶える自伝的作品をベースにして作られたドラマが『メイドの手帖』なんです。
この回顧録は全米ベストセラーとなり、あのバラク・オバマ氏も絶賛。映像化されたことで更に注目が集まっています。
今回はそんな大注目ドラマ『メイドの手帖』第1話の感想レビューをお届けします!
メイドの手帖 第1話「1ドルストア」あらすじ
感想レビュー1 超ブラック⁉︎な会社“バリューメイド”。
はい、もうこの時点で嫌な予感しかしませんよね。
福祉施設の職員の態度もあまり良いものとは言えませんでしたが、事前に“離職率が高い”と教えてくれただけマシかもしれません。
かなり可哀想な条件ですが、働く場所のアテがないアレックスは黙って呑むしかありません。
実際、どこでも弱いものが更に搾取されるという状況にあるのでしょうね…。
感想レビュー2 困った時、頼りになるのは母親?
私の場合、もしこんな状況になれば(ならないと信じていますが)頼りにするのはやっぱり実の母親だと思います。アレックスの場合はそうではないんですね。
言動から、一目見ただけでちょっとおかしな人であることは分かります。
その後、アレックスが電話をかけても全く話を聞こうとせず、電話に出られなかったことを責め立て、更にはマディを心配するアレックスに対し、自分の恋人?が目的なんでしょうと言い出す始末です。
私でも、この母親には我が子を預けようとは到底思えません…。下手したら命の危険もありますからね。
感想レビュー3 孤独なアレックス。反省の色を見せる夫に対し…
家庭内暴力を振るう人ほど、“普段は優しい”ってよく聞きますよね。
例え一度きりだったとしても、「また暴力を振るわれるかもしれない」「自分だけでなく、娘にまで被害が及んだら?」と考えると、例え孤独だとしても家を出るという選択肢しかなかったのも頷けます。
母親として、娘を守らなければならないという気持ち。
そしてショーンの優しさに絆されなかったアレックスの強さには尊敬の念すら覚えます…。
あんなに優しく語りかけられたら、つい「一度くらい大目に見ても」となってしまいそうですよね。
メイドの手帖第1話『1ドルストア』まとめ
メイドの手帖、第1話ではアレックスの置かれた状況が描かれました。
観ていて、思わず胸が苦しくなる展開で…私が母親ということもあるのでしょうか。
タイトルから想像していたよりずっと重く、そして現在も続く社会問題にフォーカスした物語のようです。
今のところアレックスの周囲にマトモな人は実父と友人だけのような…?
その父親にも迷惑をかけまいと(?)何も話さないアレックス。彼女がどうか最後には報われますように…!
波乱が続く予感のメイドの手帖、第2話もお楽しみに。