ソーイング・ビー２｜4-3スコットランドの伝統衣装キルト。人生は短く、プリーツは長い。

イギリス一のお裁縫名人を決める大人気の裁縫バトル番組『ソーイング・ビー』の新シリーズ、『ソーイング・ビー２』。

４回戦のテーマは服の土台作り。

 

MCやこれまでの『ソーイング・ビー』をまとめているので、こちらの記事もぜひ読んでみてね。

ソーイングビー2見逃し配信はコチラから。

ソーイング・ビー２ ４回戦３作品目は『スコットランドの伝統衣装』対決

【10日夜9:00】
新番組 ソーイング・ビー2
(1)「婦人用パンツ対決」

英BBCの大人気の裁縫バトル番組「#ソーイング・ビー」。日本語版の第二弾がいよいよスタート！アマチュアいちの裁縫名人の座をかけ、新たなメンバーが次々と課せられる難題に挑む。
[Ｅテレ]https://t.co/iOizHyEXJj

— NHKドキュメンタリー (@nhk_docudocu) September 9, 2020

向かって右端から、前列はポール→アマンダ→クローディア→メイ→ニーラ(３回戦で脱落)→デボラ→アレックス(２回戦で脱落)→アニー(1回戦で脱落)。

向かって右端から、後列は、ローナ→ライアン→パトリック→ニール→マット。

 

MCは『ソーイング・ビー１』に引き続き、司会進行のクローディア・ウィンクルマン、審査員のパトリック・グラント、メイ・マーティンの３人。

 

『ソーイング・ビー２』新シリーズ第４回戦のテーマは『服の土台作り』。

最後の課題はスコットランドの伝統的な服を作ります。

新シリーズの出場者は10人で第4戦までに残ったのは７人、２日間で３着の作品を作ります。そのなかの１つが優秀作品に選ばれ、１人が脱落。

 

次の課題を終えると、準々決勝に進みます。今回は２人が脱落します。

 

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第４回　３作品目　『スコットランドの伝統衣装』対決　優秀作品はニール

今回の優秀作品はまたまたまたまた

というより、今回の「服の土台作り」テーマでは全作品アマンダが最下位なんじゃないかな？

 

とにかく、「THE★いらんことしい」のアマンダ女史。

 

いや気持ちはわからんでもない。あれもこれも、本当はできるんだよね？

だから見せたい、という自己顕示欲はわかりますよ。

 

でもね、これ、コンテスト。

アタエラレタ課題、マズ、ヤッテカラ。

 

アマンダ本人も、最終課題のキルト製作の前夜インタビューで「明日はとにかく、正確に縫って最後まできっちり仕上げます。」って言ってたよね？

でもできなかった。これはもう救いようがない。

 

ちなみに「アマンダ以外にも３～４人脱落候補がいる」とパトリックがキルト対決が始める前インタビューでコメントしていたから、アマンダのも十分に勝機はあったと思う。

ライアンはなぜ脱落したのか？考察。

「ライアンはくじけそうな気持に勝てれば、残れると思うわ。」とキルト対決開始前にメイからコメントされていたライアンボーイ。

もう、お母さんやんｗ

でもこれはメイ先生のおっしゃる通りですよ。

結局、最後はメンタル大事。

これまでのソーイング・ビーでもシーズン１では理学療法士ローレンが、シーズン２ではナイジェリア出身の新星チネロが、決勝および準決勝で泣きながら作っていたのだけれど…結局２人とも優勝には至らなかった。

ローレンもチネロも海外ドラマちゃん的、推しメンだったから言いづらいんだけど～…

第４回　３作品目　『スコットランドの伝統衣装』対決　審査内容　詳細　

優秀作品　ニール

伝統的なタータン、ウエストに皮ベルトのキルト。

良かった点

• 全体的に良くフィットしている。
• キレイな形。内側の土台が全体をしっかりまとめている。
• 縦のステッチも文句なしの出来栄え。
• ウエストもまっすぐ
• 後ろの模様も完璧。驚くほど正確にプリーツが入っている。

海外ドラマちゃん的！ここに注目。

ニールのタータンが素晴らしすぎた。

カロベンタータンという種類の生地で、計算しやすい、２０センチ幅、ハッキリとした線が入っていてプリーツが作りやすいという最強キルトがこちらです。

ニールは、「プリーツをピンで留めアイロンをかけてミシンで縫うより、手縫いの方が早い。」という算段で、まさかのオール手縫い。そしてこれが予言通りほんとに早いｗｗ

手縫いおばけ。

 

きっちりやるのが好き、とキルト製作を楽しんでいるのもいいね。

マット

女性用キルト。薄いブルーの薄手のコットンのタータン、ウエストに皮ベルト、短めの丈の現代的なキルト。

良かった点

• 柄合わせは完璧。

良くなかった点

• 前のダーツにうまくアイロンができていない。
• 芯地をつけるべき。キルトが寄れたりたるんだりしている。

ポール

キラキラのデニム生地、ウエストにスナップボタン、裾にスタッズを打った現代風のキルト。

良かった点

• 長さは良い。
• 裏に芯地をつけて全体を支える土台を作っている。
• 皮ベルトのステッチが上手い。

良くなかった点

• 下の布が垂れ下がって、裾が少しずれている。
• プリーツの幅が均等ではない。

海外ドラマちゃん的！ここに注目。

無地柄を選んだポールの躍進。

ポールがね、正直ここまで伸びてくるとは思わなかった。

プリーツを作るための目印がない無地柄を選択したポール。これは難易度がかなり上がります。

 

ポールがキルトに選んだのはキラキラのデニム。

この人、ただただデニムスカート作りに来たのかな？

なんて思っていたのだけれど、きちんとキルトに仕上がっていましたね～。

アマンダ以外の落選候補者として名前が挙がっていたライアンとポール。

今回はポールに軍配が上がりました。

デボラ

薄手のグレーのウールのタータン、伝統的なキルトピンをつけたキルト。

良かった点

• 内側の土台がしっかり入っていて腰の形がきれい。
• 柄合わせも正確。
• プリーツの幅も均等。

ローナ

淡いグリーンとブルーの明るい色合いのタータンのキルト。

良かった点

• 後ろのチェック模様が完璧。美しいプリーツ。

良くなかった点

• 芯地をつけられなかったのが残念。

ライアン

グレーのタータンに正面にくる幅が狭く、細いプリーツから成る今風のキルト。

良くなかった点

• 長すぎる。全体的に縦に伸びている。
• ウエストの位置も高い。
• 前のキルトを重ねる部分が狭い。
• 全体のバランスが崩れている。

アマンダ

赤いクラシックなツイード生地、布のベルトとバックル、キルトピンをつけた女性用キルト。

良かった点

• 長さは良い。下の布も見えていない。

良くなかった点

• 前の部分のフィッティングがねじれて形が崩れている。
• 内側の布が見えている。

『スコットランドの伝統衣装』対決　課題内容と審査のポイント

勝ち残った７人は新たなテーマに挑戦します。

課題内容

• スコットランドの伝統衣装、キルトの縫製。
• モデルに合わせて服を作る。
• 制限時間は６時間３０分

審査のポイント

• モデルのウエストでフィットさせること。
• ひざまずいたときに裾が床スレスレになる、膝頭の下くらいの丈にすること。

• 土台となる芯地をいれ、全体を支えること。
• プリーツはキレイに折ること。
• チェックの模様など、柄をすべて均等に揃えること。

『スコットランドの伝統衣装』キルト制作工程

1. モデルに合わせてキルトの丈を決める。
2. プリーツは５センチ内側に折って、2.5センチ外に出す。これを正確に繰り返す。
3. 折り上がったプリーツをピンで留めたら、折り目にしっかりとアイロンをかける。
4. 全てをピンで留めたら、ミシンで縫製。
5. 重さのあるプリーツを支える土台となる芯地を、プリーツの内側に縫い付ける。
6. バックルや皮ベルトをつけてプリーツを揃える。

海外ドラマちゃん的。「スコットランドの伝統衣装」対決　考察まとめ。

緊迫感溢れまくりの最終課題、スコットランドの伝統衣装キルトが終わりましたね～。

硬い布の土台を付ける予定だったけれど時間切れでつけられなかったローナ。惜しいな～。海外ドラマちゃん的にはローナのキルトが１番好き。色合いが可愛い。

ほとんどの人が最も手間のかかるプリーツ作りから始めるなか、ただ一人、内側の土台作りから始めたアマンダ。

もう不安でしかなかったね。え？違うんじゃないの？と。

アマンダに対する不信感のひどさｗ

アマンダ以外のほぼ全員がプリーツを全て折って縫い始めたころ、ようやくニールに「ねえ、プリーツってどっちの方向に折るものなの？」って聞いてたしｗ

今、それ聞く？ｗ

そして予想通り、敗退しましたね～。

アマンダ敗退のお知らせ後、メイが「彼女は人と違ったアプローチができる人」とたたえていたよね。

 

ダークホースかと思われたライアンも、ついにここで力尽く。ライアンに至っては「準決勝進出に進めるには、彼の技術が追い付いていない」とパトリックがはっきりコメントをしていたので、現状ではソーイング技術の限界だったのかもね。

 

さて、次回は「タイトスカート」対決。ゴムとレースを使った難しいテーマだよ。お楽しみに！