今話題沸騰中のネットフリックスオリジナルドラマ、「クイーンズ・ギャンビット」。
まるで少年漫画のような最終回で感動したという人が多数出ているようです。
クイーンズギャンビット、全7話完走
いやー、面白かった
少年ジャンプ的な胸熱展開今日は朝から最終回たくさん見たが良い〆だ
寝よう pic.twitter.com/6pRjnVkFeH
— 佐藤 (@kiriman4483) December 19, 2020
#クイーンズギャンビット
一気に観た～
評判どおりすごく面白かった！
チェスのルールわからなくても
全然楽しめる。
最終回は泣いたわぁ😭#ネットフリックス— うりずん (@lokki1008) January 20, 2021
そんなクイーンズ・ギャンビットもいよいよ最終回。最後のネタバレ感想をお届けします！
＼原作やkindle版もあるよ。／
Contents
クイーンズ・ギャンビット 第6話では…
ベニー（トーマス・ブロディ＝サングスター）との特訓でチェスの腕を上げていくエリザベス・ハーモン（アニャ・テイラー＝ジョイ）。一度は完敗した早指しでもベニーを負かすようになっていた。
一方、ベニーの知人・クレオ（ミリー・ブレイディ）とも知り合ったベス。
充分に準備して臨んだ1967年のパリ大会で、ボルゴフ（マルチン・ドロチンスキ）との対戦が決まる。しかし、その前夜、クレオからの誘いに乗って羽目を外し、不完全な状態でボルゴフに挑むことに。
敗北して帰宅したベスを待ち受けていたのは、住宅の明け渡し要求だった。養父オールストン（パトリック・ケネディ）から約束を反故にされ、ベスは住宅を購入することを決める。
自暴自棄になり酒に溺れるベス。
彼女の元に、養護施設での友人ジョリーン（モーゼス・イングラム）が訪ねてきたのだった。
クイーンズ・ギャンビット 第7話 あらすじ
ジョリーンがやってきたのは、シャイベル（ビル・キャンプ）の死を知らせるためだった。
ベスの状態を見て酷いとこぼすジョリーン。ベスは薬をやめたいと思っていることを話す。
葬儀のため養護施設に来たベスとジョリーン。
ベスは葬儀を抜け出し、シャイベルとチェスをした地下室へと向かう。そこで目にしたのは、スクラップされている自分の記事だった。
ベスは、シャイベルが自分のことを気に掛けていたと知り、かつて2人で撮った写真を持ち帰って泣き崩れるのだった。
教会からの援助を断り、ソ連への旅費がなくなったベスはベニーを頼ろうとする。しかし、ベニーには都合がよすぎると断られてしまった。
それを聞いたジョリーンは、自分の進学費用を貸してあげるとベスに言うのだった。
1968年、モスクワ大会。ベスは、何度も酒を飲みたいという欲求に駆られるが、それを押し留める。
順調に勝利を重ね、かつての世界チャンピオン・ルチェンコ（Marcus Loges）と対戦することに。一時中断したが、無事勝利する。
ボルゴフとの対局も、一時中断することになった。
ベスは、ホテルに戻る途中に片想いの相手・タウンズ（ジェイコブ・フォーチュン＝ロイド）と再会する。
今回は薬を全部捨てたが、まだ依存していることを告白するベス。タウンズは、友人としてセコンドを務めることを約束した。
翌日、ベスに電話がかかってくる。相手はベニーで、彼はベルティック（ハリー・メリング）や双子たちと一緒に、ボルゴフに勝つための戦略を考えてくれていた。
アドバイスを聞き入れ、対局に臨むベスだが、ボルゴフは想定外の手を指してくる。追い込まれ、天井を見上げたベス。その時、いつもは薬を飲んだ時にだけ見えるチェス盤が現れたのだった。
ボルゴフに勝利し、町を歩くベス。
野外でチェスを指している老人たちの元へ向かい、対局を始めるのだった。
感想レビュー1 生前のシャイベルの想いを知り、感情が溢れるベス。
シャイベルは亡くなってしまったんですね。生きている内に再会してほしかったです…。
父親には恵まれなかったベス。しかし、ベスのことを理解し、優しくも厳しくも接してくれたシャイベルは、ベスにとって父親のような存在だったのではないでしょうか。
恐らくベスは、自分が実母や実父に見捨てられたように感じて生きてきたのだと思います。その中でシャイベルの想いに気付いてしまい、悲しみが抑えきれなくなったのでしょう。
これが、ベスが薬と酒を絶とうと決意するきっかけの一つとなりました。
最後に、ベスは野外でチェスをする老人たちの元へ向かうのですが、シャイベルのことがあったからこそ老人たちに親近感を覚えたのかな、とも思います。
感想レビュー2 ジョリーンとの友情。自分の進学費用を貸してくれたことに驚くベス。
ベスの家にやって来たジョリーンは、ベスが今も薬を飲んでいることを知る。
母親の影響にしようとするベスに対し、ジョリーンは母親のことはもう忘れるよう言うのだった。
ベスが実母のことを話したのは、ジョリーンだけだったように思います。
同年代の女性としてはクレオも登場しましたが、彼女とジョリーンは全く違う存在ですよね。
ジョリーンは、ベスが養子として引き取られる時に本を盗んだことも白状しています。良き理解者でありながら、ベスに対して妬みの感情も持っていたジョリーンの複雑な気持ちが見えます。
大会への旅費がないことを話すベス。
それを聞いたジョリーンは、自分の進学費用から旅費を出すと告げるのだった。
しかし、最後にはベスを助けてくれるジョリーン。
実は彼女もベスの活躍に励まされていたらしいのですが、それにしてもなかなかできることではありませんよね。
感想レビュー３ ボルゴフとの対局。仲間の力を借りて見事勝利するベス。
ボルゴフとの対局で、ベスは、シャイベルから教わったクイーンズ・ギャンビットを用いて戦う。
対局は長時間に及び、ボルゴフは一時中断を申し出たのだった。
以前、ベスはシシリアンディフェンスという戦法が得意であると触れられていました。
しかし、ここでは敢えてクイーンズ・ギャンビットを使うんですね。これが、普段使わない手を使うことでボルゴフの意表を突く作戦なのか、シャイベルへの弔いのつもりなのかは分かりません。
いずれにせよ、対局は長引きます。ボルゴフが中断を申し出たのは、仲間内で相談するためでしょう。
ベスの元に電話がかかってくる。相手は、なんとベニーだった。
しかも、ベルティックたちも一緒になり、もう3時間もボルゴフに勝つための戦略を練っているという。
ベスは、仲間からのアドバイスを心にボルゴフとの対決に臨む。
以前、ベニーが、ソ連では仲間で戦うと触れていましたね。
しかし、1人でソ連に来たベスには仲間はいません。
そんな所にかかってきた電話は、ベスにとって心強かったことでしょう。1人だと思っていた自分にも、頼りになる仲間が出来ていたことに気づいた筈です。
その後、ベスは薬に頼らずに勝利しますが、仲間の助けがなければきっとここまでは来れなかったでしょう。
クイーンズ・ギャンビット 第7話 まとめ
今回が最終回でした。今までのライバルや友人たちが、ベスのために力を貸してくれる熱い展開でしたね…！
何だかんだ言いながら手伝ってくれるベニー、ずっとベスを心配していたベルティック、良き友人であり家族でもあったジョリーン、そして陰で応援してくれていたシャイベル。みんな、ベスの才能に魅了され、勇気づけられた人たちです。
私自身も、ベスが男性社会に才能だけで立ち向かっていく様や自分自身の誘惑と戦う姿を見て、夢中でこのドラマを見てしまいました。
願わくば、シャイベルさんとはもう一度対局して欲しかったですが…。
全話見終えた後の舞台裏映像でも、ベス役のアニャを中心に貴重な話が聞けますので、興味のある方は是非最後までご覧ください！
