ジニー&ジョージア1話あらすじネタバレ感想。アフリカ系アメリカ人ジニーの苦悩。

ジニ―&ジョージアとは?

2021年2月24日に独占配信されたNetflixオリジナルドラマの「ジニー&ジョージア」。

南北戦争後のアメリカを舞台にしたドラマで、アフリカ系アメリカ人の差別や、LGBTQ+、バイレイシャルなど現代にも存在する様々な問題を描いた作品です。

 

配信当初から大きな注目を浴びていた今作。

雑誌「フォーブス」によると、配信されて間もないにもかかわらず、2021年の作品で視聴回数7位にランクイン。

重い内容を扱っていますが、所々に出てくるジョークや登場人物により明るいテイストの仕上がりとなっています。


 

今回は、そんなジニー&ジョージアの第1話のあらすじと感想レビューをお届けします!

 



「ジニー&ジョージア」第1話 エピソード あらすじ

夫の死をきっかけに、マサチューセッツへ向かうジョージア・ミラー(ブリアンヌ・ハウイー)。
15歳で産んだ娘のヴァージニア(アントニア・ジェントリー)通称ジニーと、その異父姉弟のオースティン(ディーゼル・ラ・ドラカ)と共に新たなスタートを切ろうとしていた。
ジニーはジョージアを一部尊敬しながらも、“普通の母親”ではない彼女を恥ずかしくも思っていたのだった。
新しい学校の授業。
ジニーが白人男性の優位性の刷り込みについて指摘すると、教師から厳しく注意される羽目に。
しかし、そこをマキシン・ベイカー(サラ・ワイスクラス)通称マックスが助けてくれたことをきっかけに、マックスとジニーは仲良くなる。
マックスは向かいの家の住人で、マーカス(フェリックス・マラード)という双子の兄弟がいる。
彼女は、同性愛者であることをジニーに暴露した。
一方、ジョージアは市長のポール・ランドルフ(スコット・ポーター)と口実を作って知り合い、雇ってもらおうと画策する。
地元の飲食店の店主・ジョー(レイモンド・アブラック)を脅し、給食にオーガニックフードを提供させることで、保護者のリーダー・シンシア(サブリナ・グラデヴィック)を納得させたジョージア。

その働きが認められ、狙い通り市長の元で雇われることに。

ジョージアはシンシアとは表面上の付き合いをする一方、マックスの母親・エレン(ジェニファー・ロバートソン)には家族の内情を話すなど、好感を抱く。

実は、ジョージアは夫の死にもひそかに関わっていたのだった。

 

ジニーがマーカスと会話しているのを見たジョージアは、昔の自分と重ねて思わず口出しをするが、ジニーは反抗する。

その後、マックスの幼馴染ハンター(メイソン・テンプル)とデートすることになったジニー。

彼に好感を抱くが、夜中に部屋に忍び込んできたマーカスと初めてのセックスをしてしまう。

 

お互いに内緒にすることを約束したジニー。
この状況になって、ようやく母の気持ちを理解し始めたのだった。

感想レビュー1 人種差別的な風潮が残る中で戦うジニー。

上級国語クラスで授業を受けることになったジニー。「ついてこれなかったら普通のクラスに移ることをお勧めする」と白人男性の教師に念押しされる。

この時代には今よりも人種差別の考えが根強く残っていたことでしょう。言葉だけ見れば親切なこの男性教師の言葉には、“黒人女性=教養がない”という考えが透けて見えますね。

誰とは言いませんが、最近女性に対する決めつけをして会長を降りる羽目になったあの人のような発言です。

課題図書の16冊の内、15冊が白人作家、14冊が男性作家であることを指摘するジニー。
しかし、「政治的な不満を爆発させて他の生徒を邪魔することは許さない」と教師の怒りを買ってしまう。

このドラマの舞台は南北戦争の直後とされていますが、この時代のアメリカの様子=今の日本の様子と考えても差し支えないのでは?と思います。

この教師が、今の会社の上司のように思えて、ほんとにもう…いえ、個人的な感情は置いておきますね。

感想レビュー2 マイノリティであることを堂々と話すマックス。

マーカスが自分の双子であることを告げた後、ジニーに「ストレート?」と聞くマックス。
ジニーがそうだと答えると、「イケてるゲイはどこ⁉︎」とあけすけに言うマックスにジニーは驚きを隠せない。

出会って早々、マックスは自分が同性愛者であることを暴露します。
所謂マイノリティに属する彼女ですが、それを全く気にする様子はありません。

きっと、自分の両親が自分を受け入れてくれたことが自己肯定感に繋がっているのだと感じます。

これを見ると、親として子どもを肯定することの大切さを思い知らされます。

 

ちなみに、よく耳にするLGBTQ+とは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クエスチョニング(あるいはクィア)を指すとのこと。
この機会に、一度詳しく調べてみるのもいいかもしれません。

感想レビュー3 シンシアを納得させ、市長からの信頼を得た強かな女性ジョージア。

自分の雇用を持ちかけ、一度断られたジョージアはある作戦に出る。
ジョーが学生をフルタイムで働かせているということを労働省に報告すると彼を脅し、彼の店に格安でオーガニックフードを提供させる約束を取り付けたのだ。
子どもの給食がファーストフードだけということに強い問題意識を抱いていたシンシアはその解決法に満足する。
大きな悩みの種が解決したポールはジョージアを認め、彼女を雇用することを決めたのだった。

初めてジョージアを見た時は、彼女が母親でありながら恋愛に生きる女性なのかと思っていましたが、どうもそれだけではなさそうです。

このドラマでは時折、彼女の回想シーンが挟まれます。過去が今の強かなジョージアを作り上げたのだと推測できますが、果たして何があったのか…。

夫の死に関与したような描写もあり、今後どのように転んでいくのか予想がつきません。

「ジニ―&ジョージア」第1話 エピソード 感想まとめ

ジニー&ジョージア、第1話では新天地でのジニーとジョージアの様子、そして2人の人となりが描かれました。

ジニーはまさに思春期真っ只中!といった感じですね。

母親のようにはなりたくない、と思いつつも、実際はジョージアと同じような道を辿っている…そんな気がします。

ハンターとマーカス、2人の男性との関係にも注目していきたいところです。

 

一方、ジョージアはただ奔放なだけでなく、裏で色々と手を回す怖い一面も持っているようです。

何が彼女をそうさせたのか?これがどのように影響してくるのか?こちらも目が離せません。

 

個人的に私が好きな登場人物はエレン。

マーカスには“母親らしく”振る舞っているものの、ジョージアとかなり似通った性格であることは間違いなさそうです。

 

この人物関係がどのように変化していくのでしょうか?第2話も楽しみですね。

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