ソーイングビー第21回“お気に入りの1着”対決 評価 脱落者が決定

ソーイングビー“お気に入りの1着”対決の続きをレビューします。


次は準決勝3つ目の課題。決勝進出をかけた最後の挑戦です。
番組内容

イギリス全土から集められた出場者が、アマチュアいちの裁縫名人の座をかけて次々と課せられる難題に挑む。
英BBCで放送された、裁縫バトル番組「ソーイング・ビー」の日本語版。

放送時間

  • 毎週木曜日21:00~放送中
  • 再放送 毎週水曜日12:25~※地域によって異なる可能性があります。

 

今日は前回の続き。

作業が終了し、出場メンバーたちは完成した作品を自ら着用して評価に臨みます。

リンダが不安そうに試着室から出てくるみんなの作品をキョロキョロみているのが切なかった…。自信がないときって周りの様子を窺っちゃうよね。

この時点で自信がなさそうなのはヘザー、リンダ。

ヘザーは途中までは「完璧!」って言ってたんだけど最後のサイズの微調整をしすぎたのかな。リンダは生地でトラブって動揺と焦りの気持ちが整理できないまま作業が終了してしまったように見えたけど…。

逆に自信がありそうだったのがタマラとチネロ。この2人は得意なテーマなどやっぱり似た要素を持っているね。

はたして評価は。



各作品評価

優秀作品 タマラ

デザイン

たくさんの生地をパッチワーク風に縫い合わせたトップスとレギンスのヨガウエア。

  • 良かった点 たくさんのパーツを使っているだけではなく、伸縮性も厚みも違う様々な生地を上手く組み合わせている。型紙も複雑なのに腰に来るべき生地はちゃんと腰にきているし、レギンスの縫い目もちゃんと膝の位置、肩の縫い目もきちんと真ん中にきている。ソーイングのスキルを上手くつかって3針づつのジグザグのステッチにしている。
  • 良くなかった点 コメントなし

海外ドラマちゃん的!ここに注目

「驚くほどうまくできている。扱いにくい生地で見事に仕上げた。型紙を引くスキルも素晴らしい。」とパトリックに言わしめたタマラのヨガウエア。

トップスはサーモンピンク1色、ボトムスは黒、とシンプルな色味だけどデザインが凝っていて、ロックミシンで縫い目をジグザグにするなど遊び心もありタマラらしさをそのままに上手く表現できた作品だった!

チネロ

デザイン

教会の催しで着用したオーガンザたっぷりのブラックドレスをグラデーションのミニドレスで再現。

  • 良かった点 全体のバランスが取れている。ダーツが正しい位置に入っている。スカートのグラデーションがうまくできていて実にエレガント。何層もオーガンザを付けたところがいい。ほぼ均等に配置されている。
  • 良くなかった点 縫い目が一定じゃないところもある

海外ドラマちゃん的!ここに注目

審査員のメイから「元のドレスより好き。」と高評価をいただいたチネロのドレス。確かによく似合っていた!パトリックも「手を加えたことでさらに洗練されたドレスに。素晴らしい。」と大絶賛でした。

海外ドラマちゃん的にも再現後の方がチネロに似合っていると思ったよ!黒一色のドレスより色味があるドレスがいいね。チネロは坊主ヘアーだけど豊満なスタイルなのでフリフリドレスもミニ丈もカッコ良く着こなせていたよ。

ヘザー

デザイン

絵描きの展示会で着た水彩画風の柄の膝上ノースリーブドレスをシンプルなクリーム色のドレスで再現。

  • 良かった点 元のドレスを見ると極めて正確に再現していることは一目瞭然。正確に寸法を移すことができている。
  • 良くなかった点 サイズが自身に合っていない。ヒップ周りをきつくしすぎたため背中にシワが寄ってしまった。全体の形はきれいだが肩の位置がずれていて収まりが悪い。

海外ドラマちゃん的!ここに注目

シンプルイズ“ノット”ベストと言わざるを得ない今回のヘザーのワンピース。

再現する前のドレスの方が好きだなー。というか、“家にしまってあるお古を再現して新しく着られたら素敵でしょう?”と審査員のメイが言っていたから全く同じに再現するのではなくて色味以外もちょっと変えても良かったんじゃないかな?

海外ドラマちゃんだったらチューブトップにして胸元にキラキラのビジューをいっぱいつけるか、腰回りにスパンコールの布をベルトっぽく縫い付けるか、UネックをVネックに変えて襟周りにキラキラを…(いずれにしてもキラキラにさせないと気が済まないタチ)。

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夢とキラキラ、モリモリでいこうよ(年齢を計算しないで。)

リンダ

デザイン

スカートにプリーツの入った長袖のカジュアルなラップドレスを再現。

  • 良かった点 プリーツが均等、間隔の取り方もいい。
  • 良くなかった点 ウエストのラインが少し歪んでいる。柄を合わせることに気を取られてスカート全体が傾いてしまった。

海外ドラマちゃん的!ここに注目

今回のリンダは酷かったな~…作品自体は海外ドラマちゃん的にはそこまで不安になるような出来ではないかなって思ったけど、なにが酷いって言動が…。布が足りなくて涙したシーンは気の毒ではあったんだけど、そこは自己責任だしね(突然の厳しさw)。

 

リンダは審査の際に、パトリックが「プリーツは…」って言いかけたら「採寸した。」と遮って(「ああ、プリーツが素晴らしいって言おうとしたんだ。均等だし感覚の取り方もいい」と返されていたんだけど。)メイに「柄も…」って言われて、「頑張った。」って被せてみたり…

その後も、メイ「ええ、合わせてる、ただ残念ながら…」リンダ「傾いてる。」メイ「そうね。だから前と後ろのバランスが悪いの。」とか作品そのものよりも言動に注目しちゃったよ。

必死なのはわかるんだけど審査の段階で取り繕っても無駄だし、逆に心証悪くないかな?って思ったよ。

これまでの課題でも、未完成でマチ針が刺さりまくった作品を出しておいて「モデルに似合っているでしょう?」とか、アドバイスを受けるべきときに遮って、パトリックに「(低い評価内容を伝えるのは…って意味だと思った)このくらいにしておこう」って言われたり…。

パトリックもメイもリンダの言葉に笑っていたから翻訳や編集の仕方で、現場にいるのとは感じ方の違いもあるだろうし、ブリティッシュノリもあると思うから何とも言えないけどね。

 

まあ、コンテストに出てきた以上は酷評も甘んじて受け入れられたほうが清々しいよねって話。海外ドラマちゃんも気を付けようっと(何らかのコンテストに出場する予定は特にありません)。

作品評価と関係なく急に海外ドラマちゃんの真面目な一面をお見せしてしまったところでこの話はおしまい。

【審査員たちの総評】課題を終えて

リンダ お気に入りの1着のドレスを見て、すぐに縫製で大きなミスをしたことが分かった。良いときと悪いときがある。型紙なしのドレスの課題では1位だった。

ヘザー お気に入りの1着の再現ではドレスの背中のサイズが合っていなかった。シンプルなドレスの分、完璧な作品にしてほしかった。

タマラ 型紙なしのドレス、ノースリーブに袖をつけるの2つの課題までは良くなかったけど、お気に入りの1着ヨガウエアは素晴らしかった。

チネロ コメントなし

ここまで評価を終えたところで、安全圏にいるのはチネロ。危ないのはリンダかタマラかなという感じでしたね。

ヘザーは細かいところではたくさん低評価があるんだけど、総じてオールマイティにこなしていると思う。

脱落者 リンダ

準決勝敗退はリンダ。今まで多くの優秀作品や上位作品を残してきたビッグマムがここで脱落。

海外ドラマちゃん的には中盤からダークホース的な目線でみていたからちょっと意外だったかな!でもね、上でも書いたんだけど、リンダってわりと審査員の評価を遮るんですよね、

だから画面上ではあまり伝わって来なかっただけで、実は出来不出来が結構あったのかもしれない。

もしくは口うるさめの彼女を追放…いいえ、パトリックはそんな姑息な真似はしませんから、この結果は本人の実力です(なんなんだw)。

リンダって、ソーイングビーの出場が決定したときに義理の息子に「本当に上手なの?」って言われたのが悔しくて頑張ってきたんだよね(最後のインタビューでいの一番にそのエピソードを言うくらいだからかなり根に持っていたものと思われる。)

シーズン2の出場メンバーの中では最年長だったと思うんだけど、その負けん気というかナニクソ根性、海外ドラマちゃんは大好きです。海外ドラマちゃん的負のエネルギー最強説。

ヘザーは「彼女はまさにこのグループの命であり、魂でした。リンダがいたからみんなが笑顔になったんです。」ってコメントしていたね。芸術家、いいこというね~涙。

情熱的なリンダと涙のお別れとなりました。…最後にパトリックにハグされてめっちゃ嬉しそうだった…リンダがあの服を洗濯することは一生無いでしょうね。

まとめ

いやぁ、リアリティーショーっていいもんですね!

そうです、わたしが水野晴郎の末裔です(今日もおふざけ全開ごめんなさい)。

今回のリンダはどうしちゃったのかな。最後の最後まで気を引き締めてかからないとやはり決勝戦には残れないよね。ちょっと準決勝にあるまじきミスだったかな。

そして!我らがタマラ大先生が優秀作品に輝きました!ナイロンジャケット対決以来かな?デザインも素敵だったしヨガウエアっていうテーマが他とは一線を画していて良かった。やったね!

ヘザーは「シンプルすぎる」「冒険が足りない」とかってほぼ毎回評価で言われてるし、本人も気にしていて緊張感は顔にありありと出ているんだけれど…でも攻めない姿勢を絶対崩さないよねwお願いw冒険してww

この受け身の感じがちょっとな~。ヘザーって、司会のクローディアウィンクルマンに冗談飛ばしたり豪快に笑ったり「わたし、リードしてるみたい♪」って作業中に野心剥き出しにしたり、どちらかと言うとヒールなキャラというか、こんな守りのキャラじゃないと思うんだけど…。

決勝に残るための作戦なのかしら…。

ちなみにヘザーが好きなアパレルブランドはDiorとヴィヴィアンウエストウッドらしいです。それっぽさ全開、望むところですよ?

プライベートでのヘザーの作品。超すてき。

 

一方でクレイジーなことに挑戦しているチネロ。オーガンジーミニドレスすっごく素敵だったなあ。自分らしさ全開で素晴らしかった。モノづくりの楽しさが伝わってきたわ。完成作品を着てモデル歩きしてるときに照れて天を仰いで首を振るチネロたん萌えでしたね…。

 

さて、次回はついに決勝戦。もう番組が終わってしまうと思うと寂しいけれど…ハイレベルな戦いを期待してます。

 

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ファイナリスト3人衆。

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